【やしきたかじん】ブチ切れ退席降板した料理番組は何?味の素事件の動画は?

関西を代表するタレントとして絶大な人気を誇ったやしきたかじんさん。毒舌ながらも歯に衣着せぬ発言が魅力で、多くのファンを惹きつけました。

しかし、彼のキャリアの中で特に衝撃的な出来事として語り継がれているのが「味の素事件」。

これは、テレビ番組の生放送中に怒りを爆発させ、番組を降板するという前代未聞の騒動となりました。

一体どんな事件だったのでしょうか?また、その時の映像は残っているのでしょうか?

今回はこの「味の素事件」の詳細を掘り下げていきます!


事件が起きたのはどの番組?

やしきたかじんさんが退席・降板することになった料理番組は、1992年にテレビ朝日で放送されていた深夜情報番組『M10』です。

この番組は、関西で圧倒的な人気を誇っていたたかじんさんの全国ネット進出を目的としていました。

しかし、東京のテレビ局のスタッフとの間にすれ違いが生じていたこともあり、結果的に大きなトラブルへと発展しました。


「味の素事件」の経緯

生放送中に激怒!

事件が起きたのは、たかじんさんが「こんにゃくステーキ」のレシピを紹介していた料理コーナーでのことでした。

調理が進む中で、彼は「味の素はどこや?」とスタッフに尋ねました。

しかし、用意されているはずの味の素が見当たらなかったのです。

これに対して、スタッフはなぜか無言のまま。すると、たかじんさんの怒りが一気に爆発!

「おい、味の素は?」
「せやから、味の素どこや?」
あ・じ・の・も・と・は、どこじゃーッ!!

と、声を荒げながらスタジオで激昂。

セット破壊 & スタッフに暴行?

たかじんさんの怒りは収まらず、キッチンセットを破壊したり、スタッフを殴るような音が聞こえたりと、騒然とした雰囲気に。

その後、たかじんさんはスタジオを飛び出し、生放送中にもかかわらず帰ってしまったのです。

CM明けには、ゲストの中山秀征さんが「えー、たかじんさんは帰ってしまいました……」と報告する異例の展開に。

結局、ゲストだった大竹まことさんと中山秀征さんが進行を引き継ぎ、味の素なしの「こんにゃくステーキ」を作って番組は終了しました。


事件の背景は?

この「味の素事件」ですが、たかじんさんがただ単に味の素がなかったことに腹を立てたわけではありません。

実は、東京のテレビ局スタッフとの確執が背景にあったのです。

関西 vs 東京の文化の違い

たかじんさんは関西を拠点に活躍していたため、東京のテレビ局のやり方に馴染めなかったと言われています。

さらに、当時の東京のスタッフはたかじんさんのことをよく知らず、コミュニケーションもうまく取れていなかったとか。

このような不満が「味の素がない」という出来事をきっかけに一気に爆発してしまったのです。

また、この日の料理アシスタントは、テレビ業界のプロではなく服部栄養専門学校の生徒

突然「味の素はどこや?」と詰め寄られても、適切に対応できなかったのかもしれません。


事件のその後

たかじんさんは『M10』を降板

この事件が決定打となり、たかじんさんは『M10』を降板

そして、それ以降は極端に東京のテレビ局との関わりを避けるようになりました

ただし、関西ではその後も大活躍し、特に討論番組『たかじんのそこまで言って委員会』などで絶大な人気を誇りました。

味の素から感謝状が!?

意外なことに、この事件をきっかけに味の素株式会社がたかじんさんに感謝状と1000本の味の素を贈呈したそうです。

生放送中に「味の素」を連呼したことで、思わぬ宣伝効果が生まれたというわけですね。

上岡龍太郎の神対応

この事件の直後、たかじんさんはフジテレビの『上岡龍太郎にはダマされないぞ!』にゲスト出演。

その際、上岡龍太郎さんはスタジオのセットに味の素のビンを敷き詰めるという粋な演出を仕掛けました。

「これならお前も怒らんやろ?」と笑顔で言った上岡さんの対応に、たかじんさんも苦笑いしていたとか。


味の素事件の動画はある?

残念ながら、この事件の動画は公式には公開されていません。

ただし、ネット上では「当時の放送を見た人の証言」や「事件を再現した動画」などが散見されます。

また、番組が生放送だったこともあり、当時リアルタイムで視聴していた人々の間では「伝説の放送事故」として語り継がれています。


まとめ

🔴 やしきたかじんさんが退席・降板した料理番組は『M10』
🔴 味の素がないことに激怒し、セット破壊 & スタジオ退席
🔴 背景には東京のテレビ局スタッフとの確執があった
🔴 事件後、たかじんさんは東京の番組に出演しなくなる
🔴 味の素株式会社から感謝状と1000本の味の素が贈られた

この「味の素事件」は、たかじんさんの東京嫌いを決定づけた出来事として、今なお語り継がれています。

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