2025年3月30日、23年間にわたって放送された日本テレビ系の人気番組『行列のできる相談所』が、3時間スペシャルの生放送をもってついに幕を下ろしました。
しかし、その最終回には、ある“映り込み”が大きな話題を呼んでいます。
黒い服を着た謎の男性がカメラに映り込み、視聴者の間では「え?今の渡部建じゃないの!?」「本人じゃなくても、意識してるでしょこれ」といった声がSNSを席巻する事態となりました。
今回は、最終回をめぐる“謎の人物騒動”を整理しながら、ネットの反応や番組の演出意図まで深掘りしてご紹介します。
■ 話題のシーンは楽屋裏の「差し入れ紹介」コーナー
事件(?)が起きたのは、生放送中に流れた楽屋裏の様子を映すコーナーでのことでした。
ゆるキャラの「ふなっしー」が、出演者や番組にゆかりのある人たちから届いた差し入れを紹介している最中、「シュークリーム食べる?」というふなっしーの問いかけに、カメラがあるプレートを捉えました。
そこには、なんと・・・
「渡部建様より頂きました!ありがとうございます!」
という文字が。
これだけでもインパクトは十分ですが、さらに注目すべきはその直後、ふなっしーの背後に映った黒い服の男性の存在でした。
■ 東野幸治さんの「その黒い人、誰なの?」発言で騒然
その男性は黒いシャツに黒髪、ややセンター分けの髪型で、スタジオの端にちらりと映り込む程度でしたが、すぐにMCの東野幸治さんが反応。
「そこの黒い人、誰なの?渡部?今の黒い人、渡部!?」
この“天然か計算か分からない”ツッコミが放たれた直後、番組はまさかのCMに突入。
視聴者は「え?今のなに?」「結局誰か言わないの?」と、半ば放置された状態に。
その後も黒い男性は何度か“チラ映り”するものの、番組内で正体は明かされませんでした。
■ 渡部建さん本人?ネットがざわつく
ネット上ではすぐに考察合戦がスタート。
- 「絶対渡部だと思った。顔はちゃんと見えなかったけど、髪型があの頃と似てる」
- 「差し入れだけならまだしも、似た人が映るのは狙ってるとしか思えない」
- 「やっぱり芸能界って、こういう“匂わせ”で笑い取ってくるよね」
こうしたコメントがX(旧Twitter)を中心に拡散され、トレンドにも「渡部建」が浮上するほどの注目を集めました。
もちろん、現時点で本人が映っていたという公式な発表はありません。渡部さんは2020年の“多目的トイレ不倫騒動”以来、同番組を降板しており、その後もテレビへの本格復帰には慎重な姿勢を取っているとされています。
■ 演出だったのか?番組スタッフの“粋な仕掛け”の可能性
この一連の映り込み騒動を冷静に振り返ってみると、「本当に渡部建さん本人だったのか?」という疑問も残ります。
- 顔ははっきりと映らなかった
- 発言やクレジットに名前はなかった
- ただし「渡部建からの差し入れ」プレートは明確に写された
これらを踏まえると、本人ではない“影武者”をあえて配置し、視聴者に渡部さんを連想させるような演出を仕掛けた可能性も否定できません。
ある種の“サプライズ”として、最終回ならではのインパクトを演出するために、番組制作側が仕込んだとも考えられます。
視聴者の想像力に任せる“余白”をあえて残す──これもテレビ演出のテクニックのひとつなのかもしれません。
■ 行列のできる相談所、最後まで「らしさ」を見せつけた
『行列のできる相談所』は、時に炎上しながらも、常に話題を提供し続けた稀有なバラエティ番組でした。
最終回に渡部建さん、フワちゃん、宮迫博之さんなど、過去に出演していた“いわくつきの人物”たちの名前が差し入れという形で登場したのも、この番組らしいユーモアと皮肉が利いた演出だったと感じさせられます。
SNSではこんな声も。
「本当に呼んじゃったらヤバいけど、名前だけ出すのがちょうどいい塩梅」
「最後まで攻めたな…!逆に好感持てるわ」
■ まとめ|黒い服の男性の正体は謎のまま、でも印象には残った
最終回に映り込んだ黒い服の男性の正体は、結局明かされませんでした。
ですが、**それこそが番組の“粋な落とし方”**だったのではないでしょうか。
笑いと驚き、ちょっとした毒をまぜつつ、視聴者を振り返らせる。まるで「これぞバラエティ番組の醍醐味です」と言わんばかりの演出でした。
渡部建さん本人だったのか、それとも別人だったのか──答えは出ません。
ひとつ言えるのは、『行列』は最後まで話題性というエンタメ魂を貫いたということです。
23年間、お疲れさまでした。
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