2024年後半、女子バドミントン界で注目を集めた新生ペア――櫻本絢子選手と五十嵐有紗選手。日本代表としての期待も高かったこの2人が、わずか半年足らずでペアを解消したというニュースは、ファンのみならず関係者にも衝撃を与えました。
「なぜ、このタイミングで解消?」「不仲だったのか?」「今後はどうなるのか?」——本記事では、報道をもとにペア解消の理由や背景を読み解き、今後の展望についても考察していきます。
突然の解消発表、その理由とは?
ペア解消のニュースが報じられたのは2025年4月23日。両選手の所属先への確認により、3月時点で各々が所属チームの監督に申し出ていたことが明らかとなりました。
つまり、この解消は突発的なものではなく、双方が合意のうえで冷静に決断したものであることが伺えます。
注目すべきは、「不仲による対立」や「成績不振による解散」といった明確なネガティブ要素が報じられていない点です。むしろ、今後も両者とも女子ダブルスでの活動を継続する意向であり、競技人生そのものは前向きに続いていくとのこと。
ペアとしての戦績は好調だった?
櫻本/五十嵐ペアは、2024年9月の全日本社会人選手権から本格的に活動をスタートし、全日本総合選手権では準優勝。2025年1月のインドオープン(BWF Super750)では見事優勝を果たすなど、短期間ながらも非常に目覚ましい成果を挙げていました。
にもかかわらず、2月のアジア混合団体選手権を最後にペアとしての出場はなく、以降の大会エントリーにはそれぞれ別の選手と組んだ新ペアが登録されていたことから、水面下で解消が進んでいたことがわかります。
不仲説の真相は?
ネット上では一部で「不仲が原因では?」という噂も見受けられますが、現時点でそのような根拠は報道されていません。むしろ、今回の解消は選手としての将来を見据えた前向きな判断だった可能性が高いです。
バドミントンは、パートナーとの呼吸やフィーリングが非常に重要な競技。お互いに成長する中で、**「もっと自分に合ったスタイルの選手と組みたい」**と考えることは、ごく自然な流れです。
特に五十嵐有紗選手(旧姓:東野有紗)は、かつて渡辺勇大選手との「ワタガシ」ペアで五輪2大会連続銅メダルを獲得した実力派。混合ダブルスから女子ダブルスに転向したばかりの今、再び自分に最適な戦略を見直す過渡期にあるとも言えるでしょう。
今後の活動はどうなる?
すでに次なるパートナー候補も決定済み。2025年5月に開催予定の「日本ランキングサーキット」には以下の新ペアでエントリーされています。
- 五十嵐有紗 × 中西貴映(BIPROGY所属)
- 櫻本絢子 × 関野里真(ヨネックス所属)
どちらも暫定的な編成とのことですが、互いに新たなステージへ踏み出しているのは確かです。
また、4月時点で櫻本選手は日本代表を辞退済みである一方、五十嵐選手はスディルマン杯(4月27日開幕)のメンバーに選出されており、出場後に代表辞退の見込みとされています。
これはあくまでスケジュール上の都合や方針調整によるものであり、モチベーションの低下とは関係なさそうです。
ファンの反応:「残念だけど応援したい」「いつかまた…」
SNS上では以下のような声が多く見られました。
- 「準優勝・優勝ときて解消はもったいないけど、本人たちが決めたことなら応援したい」
- 「息の合うプレーが好きだった。また別の形で見たい」
- 「それぞれがさらに活躍できるようになるといいね」
ペア解消は一見ネガティブに映るかもしれませんが、選手にとっては**“次のステップへ進むための選択”**であることが多く、ファンもそれを理解しつつ温かく見守っているようです。
まとめ|櫻本×五十嵐ペア解消は“次への始動”だった
項目 | 内容 |
---|---|
ペア解消時期 | 2025年3月(所属先監督へ報告) |
戦績 | 全日本総合選手権 準優勝、インドオープン 優勝 |
解消理由 | 明言なし(不仲説は根拠なし) |
今後の活動 | 両者とも女子ダブルス継続、別パートナーで始動 |
ファンの声 | 残念だが前向きに応援したい、今後の活躍に期待 |
選手のキャリアは直線的ではなく、時に別々の道が交差しながら高みを目指すもの。櫻本選手と五十嵐選手の“別々の挑戦”が、また女子バドミントン界に新たな風を吹かせてくれることを期待したいですね。
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