カナダを拠点に快進撃を続ける日本人騎手、木村和士(きむら かずし)さん。2024年には米G1レースで複数回の勝利を収め、ブリーダーズカップの出場も視野に入れるなど、世界で注目される存在となっています。
一方で、彼の経歴には「JRA競馬学校を中退」という異色の過去も。さらには「タトゥーの噂」や「日本復帰はあるのか?」など、ネット上ではさまざまな憶測も飛び交っています。
この記事では、木村和士さんのWiki的経歴から、タトゥーの真相、競馬学校を退学した理由まで、最新情報を交えながら深掘りします。
木村和士のプロフィールと画像情報
- 氏名:木村 和士(きむら かずし)
- 生年月日:1999年9月6日
- 出身地:北海道浦河町
- 身長・体重:約163cm / 48kg
- 活動拠点:カナダ(ウッドバイン競馬場 → 米カリフォルニアへ拠点移行中)
- 主な受賞歴:エクリプス賞(米最優秀見習騎手賞)、ソヴリン賞(カナダ最優秀見習騎手賞)複数回
彼のInstagramでは、トレーニング風景やレース中の画像が多数公開されています。スリムな体型と整った顔立ちは、まるでモデルのような雰囲気。世界の競馬界で戦うアスリートらしい魅力があります。
タトゥーは本当にある?噂の真相は?
一部ファンの間で「木村騎手はタトゥーを入れているのでは?」という噂が話題になったことがあります。
しかし、これまでのインタビューや公開写真、本人のSNSを見る限り、タトゥーが確認できる画像は存在していません。
アメリカを拠点にしていることや、北米の騎手の中にはタトゥーを入れている人も多いことから、想像が膨らんだのかもしれません。
ただ、木村騎手自身は極めてストイックな性格で、見た目で目立とうとするタイプではなく、「実力で評価されたい」という姿勢が印象的です。
ただ・・・
SNSでは腕にタトゥーが入っていると話題になっていました。
そこで再度調査すると・・・
確かに肩に近い上腕部にタトゥーを確認することができました。
ただ、その意味などについては公式な情報は明かされていないようです。
なぜ競馬学校を退学した?その理由とは
木村和士さんは、2015年にJRA競馬学校の第34期生として入学。同期には西村淳也騎手や山田敬士騎手がいます。
しかし、2017年秋に突然の自主退学。これについては当初、詳細が明かされていませんでしたが、後のインタビューでご本人がこう語っています:
「いろんなルールがあった中で、それができなかったということ。自分が未熟だっただけですね。」
さらに、2023年の海外メディアのインタビューでは以下のように述べています:
「携帯もなかったし、家に帰る時間もなかった。当時の自分には本当に厳しかった。」
つまり、厳格な寮生活や規則に適応できなかったことが大きな理由だったと考えられます。逆に言えば、木村騎手は型にはまらない「自由な発想で勝負するタイプ」。日本の制度ではなく、カナダという環境でこそ才能を開花させたのです。
北米で花開いた才能と快進撃
競馬学校を辞めた後、木村さんは単身でカナダへ渡航。2018年にウッドバイン競馬場でプロ騎手としてデビューすると、初年度から104勝を挙げてカナダ競馬界の新人王に。2019年にはアメリカのエクリプス賞を日本人で初めて受賞するという快挙も達成しました。
その後もG1を次々と制覇。2023年にはウッドバインの年間リーディングでトップとなり、2024年からはアメリカ・カリフォルニアに本格進出。名門バファート厩舎からの依頼も受け、デルマー競馬場でのG1勝利を重ねています。
「北米の競馬スタイルが自分に合っている。日本で通年免許を取るつもりはない。」(2023年インタビューより)
今後の夢とブリーダーズカップへの挑戦
2024年現在、木村和士さんはブリーダーズカップでのG1制覇を最大の目標とし、デルマーやサンタアニタでの騎乗機会を広げています。将来的にはヨーロッパやドバイなど世界各国でのレース参戦も視野に入れているとのこと。
「自分の騎乗を見て、誰かが“あの人みたいになりたい”と思ってくれたらうれしい。」
彼はすでに「海外で成功する日本人ジョッキー」というロールモデルとなっており、次世代の騎手たちに夢を与える存在でもあります。
感想:型破りな道が正解だった証明
筆者自身も競馬ファンとして木村和士さんのレースを何度も見ていますが、その騎乗スタイルは非常に「冷静で的確」。直線に入るまで焦らず、絶妙なタイミングで追い出すスタイルには、独自のセンスと経験の蓄積が感じられます。
競馬学校を中退しながらも、世界で成功を収めた彼の姿は、「レールを外れたこと=失敗」ではないことを示す強いメッセージでもあります。
まとめ:木村和士は“世界基準”の日本人ジョッキー
- 競馬学校中退という異色の経歴
- 北米で3年連続リーディング獲得、G1複数勝利
- 自由と挑戦を求めて北米スタイルに完全順応
- タトゥーは確認されておらず、実力重視の性格
- 今後はブリーダーズカップやヨーロッパ遠征も視野に
木村和士さんのこれからの挑戦は、まさに“世界基準”の舞台で繰り広げられます。自由を求めて規則の枠を飛び出した彼が、どこまで高みに登っていくのか。その一歩一歩から、私たちは「夢を貫く強さ」を学ぶことができるのかもしれません。
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