2025年5月、世界中のカトリック信徒が注目する中で、新たなローマ教皇が選出されました。
その名はロバート・プレヴォスト枢機卿、新たに「レオ14世」と称されることとなりました。
この記事では、話題の新教皇について、経歴や人物像、そして気になる家族構成などを詳しくご紹介していきます。
アメリカ初の教皇、ロバート・プレヴォストとは何者か?
レオ14世として知られるロバート・プレヴォスト氏は、1955年、アメリカ・イリノイ州シカゴにて誕生しました。
カトリック教会の歴史上、アメリカ出身者が教皇となったのはこれが初めてという快挙です。
2025年5月8日、バチカンで開催された**コンクラーベ(教皇選挙)**において、彼は第267代教皇に選出されました。
これはまさに歴史的瞬間であり、アメリカ国内でもそのニュースは大きく取り上げられ、特に故郷シカゴでは歓喜の声が広がりました。
興味深いのは、彼がシカゴ南部というホワイトソックスファンが多い地域の出身でありながら、カブスの熱烈なファンであること。
米メディアも「そんな逆風の中でもカブスファンであり続けた彼は、信念の人だ」と称賛するほどです。カブスファンにとってはまさに「神の加護が訪れた」ような年になりそうですね。
レオ14世の宗教的経歴は?
教皇になるには当然ながら、深い信仰心と教会への長年の貢献が求められます。
プレヴォスト枢機卿は若き頃から宗教に強い関心を持ち、聖アウグスチノ会に入会。その後、ペルーでの宣教活動や、バチカンでの重要な役職などを歴任しました。
教義だけでなく、実務にも精通しており、多文化的な背景を持つ点も、国際的なカトリック教会においては大きな強みです。
アメリカと南米を繋ぐ彼の存在は、まるで橋のような役割を果たしているとも言えるでしょう。
妻や子供など家族構成は?
さて、多くの人が気になるのが「教皇に家族はいるのか?」という点でしょう。
結論から言えば、レオ14世には妻や子供はいません。
これはカトリック教会の伝統と規範に基づくものです。カトリックの聖職者、特に司祭以上の階級では独身が義務付けられており、それは教皇に選ばれた今でも変わりません。
つまり、教皇という存在は「神の家族の父」として、全ての信徒を霊的に導く立場にあります。
血縁による家族ではなく、世界中のカトリック信者こそが“彼の家族”なのです。
この考え方は、どこか日本の仏教における「一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)」という思想にも通じる部分があるかもしれません。
全ての人を愛し、守る。
そのために自身の家庭を持たず、全信徒のために尽くす姿勢は、まさに“献身”そのものと言えるでしょう。
SNSでも話題沸騰!「カブス教皇」の誕生
面白いのは、SNS上で巻き起こっている現象です。新教皇がカブスファンであるという事実に、アメリカ国内の野球ファンたちも熱狂。
中には「カブスにとって縁起が良い年になりそう」「始球式に呼ぶべき!」というコメントも見られました。
また、カブスの若手外野手ピート・クローアームストロング選手のニックネーム「ホワイトスモーク(白い煙)」と、教皇選出時に出される煙がかかっていると話題になるなど、スポーツと宗教が意外な形で交差しています。
このように、プレヴォスト氏は堅苦しさの中にも親しみやすさを持ち合わせている人物であり、今後の教皇としての言動にも注目が集まりそうです。
最後に:レオ14世の今後に期待
アメリカ初の教皇として、そしてグローバル社会におけるカトリックの顔として、レオ14世のこれからの歩みには世界中が注目しています。
国際問題、気候変動、社会的格差など、教会の前に立ちはだかる課題は山積みですが、信念を貫き、柔軟な対応力を持つ彼であれば、きっと新しい風をバチカンに吹き込んでくれるでしょう。
まさに「南シカゴのカブスファンから、全世界の父へ」——このドラマの続きを、私たちは静かに見守りたいと思います。
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