2025年7月24日、世界中のプロレスファンにとって衝撃的なニュースが飛び込んできました。“ハルクマニア”の象徴として一時代を築いた伝説のプロレスラー、ハルク・ホーガンが71歳でこの世を去ったのです。
この記事では、彼の死因となった病気、そして波乱に満ちた私生活――3度の結婚歴や子どもたちのことまで、家族構成について詳しく紹介していきます。
■ ハルク・ホーガンとは何者だったのか?
ハルク・ホーガン(本名:テリー・ユージーン・ボレア)は、アメリカを代表するプロレスラーであり、80年代から90年代にかけての“WWE黄金期”を牽引したカリスマ的存在です。
赤と黄色のコスチューム、マッチョな肉体、そして「HULKAMANIA(ハルクマニア)」のスローガンは、今なお語り継がれるアイコンの1つです。プロレス界における“アメリカンドリームの体現者”ともいえる存在でした。
■ 死因は心臓発作、長年の健康問題が背景に
ホーガンはフロリダ州クリアウォーターにある自宅で倒れ、搬送後に死亡が確認されました。死因は「心臓発作(心停止)」と発表されており、71歳での旅立ちでした。
注目すべきは、彼が若い頃に体作りのため使用していたステロイドや痛み止めの影響で内臓に慢性的なダメージが蓄積していたということ。さらに、最近では首の手術も受けており、術後の後遺症にも悩まされていたそうです。
「スーパースターの裏には、表に出せない苦しみがある」という言葉を実感するニュースでした。
■ 結婚歴:3人の女性と歩んだ人生
① リンダ・クラリッジ(1983〜2009)
ホーガンの最初の妻はリンダ・クラリッジ。1980年代の黄金期を支えた存在であり、2人の間には娘と息子が誕生しています。
ふたりは1983年に結婚。リアリティ番組『Hogan Knows Best』で家族全員が注目され、理想のアメリカンファミリーのようにも見えましたが、2007年にリンダが離婚申請し、2009年に正式離婚しています。
有名人夫婦にありがちな「外からは見えない葛藤」があったのかもしれません。
② ジェニファー・マクダニエル(2010〜2021)
2人目の妻はメイクアップアーティストのジェニファー・マクダニエル。2008年に交際を始め、2010年に結婚。ただし、子どもはいません。
この結婚は比較的静かに進行しましたが、2021年に離婚が成立。ホーガンはその後、自身のSNSで離婚を報告しています。
③ スカイ・デイリー(2023〜2025)
最後の妻はヨガインストラクターのスカイ・デイリー。2022年から交際を始め、2023年9月に親族のみで挙式。彼女との結婚生活は約2年で幕を閉じることになりました。
スカイさんには3人の子どもがいたとのことで、ホーガンとは親子関係こそないものの、家族として良好な関係を築いていたようです。
■ 子どもたちの現在|娘と息子の今
ホーガンにはリンダとの間に2人の子どもがいます。
◆ ブルック・ホーガン(娘)
- 本名:ブルック・エレン・ボレア
- 生年月日:1988年5月5日(享年時37歳)
ブルックさんはリアリティ番組出演をきっかけに芸能界入りし、歌手・モデルとして活躍。2006年にアルバム「Undiscovered」でデビューし、テレビ番組や映画にも出演しています。
2023年には、オーストラリア出身のホッケー選手スティーブン・オレクシー氏と結婚。公私ともに充実した生活を送っていたようです。
父の背中を見て育ったブルックさん。きっと彼女なりの方法で“ホーガンイズム”を次世代に伝えていくのかもしれません。
◆ ニック・ホーガン(息子)
- 本名:ニコラス・アラン・ボレア
- 生年月日:1990年7月27日(享年時34歳)
ニックさんはレーサー志望でしたが、2007年に交通事故を起こし、同乗者が重傷を負うという重大な事件に関与。懲役8か月の有罪判決を受け、以降はDJや俳優業などに転向しました。
ホーガンの死去後には、「永遠のヒーローだった」とSNSに追悼の言葉を投稿し、父への敬意を表しています。
■ 自宅はフロリダ・クリアウォーター、長年の拠点
ハルク・ホーガンが晩年を過ごしたのは、米国フロリダ州クリアウォーターの高級住宅地。周囲の住人たちからも親しまれた存在であり、街の名物的な人物として知られていました。
この自宅で静かに息を引き取ったホーガン。華やかなスポットライトの外に、自分だけの“リング”を持っていたのかもしれません。
■ 総まとめ:リングの外でも“英雄”だった男
ハルク・ホーガンはプロレスという枠を超え、アメリカ文化の一部とまで言われた存在。幾多のタイトルを手にし、多くのレスラーに影響を与え、ファンを魅了してきました。
しかし、それと同時に家庭では波乱万丈な人生を送り、3度の結婚、世間の注目、家族の問題と常にスポットライトを浴び続ける人生でした。
まるでリングの上と同じように、彼の私生活も「試合」の連続だったのかもしれません。
■ おわりに
ハルク・ホーガンの死は、プロレス界にとってもファンにとっても大きな喪失です。しかし、その生き様と家族への思いは、これからも語り継がれていくことでしょう。
彼の子どもたちや元妻たち、そして多くのファンの心の中で、“ハルクマニア”は永遠に生き続けるはずです。
ありがとう、ハルク・ホーガン――あなたは、永遠のチャンピオンです。
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