2006年に東京都世田谷区で起きた女性殺害事件。その犯人とされるのが那須野亮(なすの・まこと)という男です。
彼はその後無期懲役判決を受け、刑務所で服役していましたが、2025年8月、収監先で再び殺人容疑で逮捕され、世間を再び騒がせる事態となりました。
本記事では、那須野亮のプロフィール、学歴やこれまでの経緯、そして彼が引き起こした事件について、詳細にまとめています。
◆ 那須野亮とは何者か?基本プロフィール
- 氏名:那須野 亮(なすの・まこと)
- 年齢:46歳(2025年現在)
- 前科:殺人・強姦致死(2006年)
- 服役先:千葉刑務所(2025年時点)
2006年の事件で無期懲役の判決を受け、長年服役していた那須野受刑者ですが、2025年に新たな事件を起こしたことで再び注目を集めています。
◆ 学歴:名門大学に進学するも中退
那須野亮は、かつて青山学院大学の理工学部に在籍していた経歴があります。
しかし、学業を全うすることなく途中で退学。その後は、職を転々とする生活を送っていたようです。
なぜ中退したのか?
中退の理由について詳細な情報は明らかになっていませんが、大学卒業後の安定した職歴は確認されておらず、アルバイトをしながら生活していた様子から、学生時代に何らかの挫折や孤立があった可能性も否定できません。
◆ アルバイト先での出会い:被害者・斎藤静香さん
那須野は大学を中退した後、東京都内の居酒屋でアルバイトを始めます。
その職場で出会ったのが、今回の被害者となった**斎藤静香さん(当時22歳)**でした。
斎藤さんは、明るく周囲からの信頼も厚い女性で、夢を持って地元・青森から上京していたとされています。
那須野は彼女に一方的に想いを寄せ、接点を増やそうとメールアドレスを交換するまでに至ります。
◆ 事件の発端:片思いが狂気へと変化
那須野は斎藤さんに対して、短期間で60通を超えるメッセージを送っていたと言われています。
しかし、斎藤さんからの反応は薄く、好意が伝わることはありませんでした。
拒絶されたと受け止めた那須野は、次第にストーカー的な行動を強め、最終的には犯罪計画を実行するまでに至ります。
◆ 2006年:世田谷アパートでの凶行
事件が発生したのは、2006年12月28日の深夜。
場所は東京都世田谷区大原にある斎藤さんの自宅アパート。
斎藤さんが帰宅したところを那須野が待ち伏せ、首を絞めて命を奪いました。
遺体は全裸の状態で発見され、警察の捜査により犯行には性的暴行の意図があったことも明らかになりました。
犯行の手口
- 合鍵を作るために斎藤さんの鍵を盗む
- 睡眠薬や目出し帽を用意して待ち伏せ
- 犯行後、証拠隠滅を図るためカードケースを持ち出す
彼の計画性と残忍さは、裁判でも大きく取り上げられました。
◆ 逮捕と裁判、無期懲役の確定
犯行翌日の2006年12月29日、那須野は警視庁により殺人容疑で身柄を拘束されました。
その後の取り調べで容疑を認め、2007年には強姦致死と殺人罪で正式に起訴。
同年6月28日、東京地方裁判所は「周到な計画に基づく残虐な犯行」と判断し、無期懲役の判決を下しました。
この時点で那須野は30歳目前でした。
◆ 服役後の2025年、新たな事件を起こす
長年千葉刑務所で服役していた那須野受刑者が再び注目されたのは、2025年8月24日に発生した新たな殺人事件によるものでした。
刑務所内で再び殺人
千葉刑務所内の居室にて、那須野受刑者は同じ房にいた51歳の受刑者を金属製の水筒で殴打し、命を奪ったとされています。
3日後の8月27日、殺人の容疑で改めて逮捕。
警察や法務省は刑務所の管理体制に対して厳しい視線を向けています。
一人の人間が獄中で再び命を奪うに至った背景には、受刑者間のトラブル、精神状態、収容環境など複雑な要因が重なっていると見られています。
◆ 被害者・斎藤静香さんとはどんな人物だったのか
斎藤静香さんは、当時22歳という若さで命を絶たれた悲劇の被害者です。
- 出身地:青森県(地元で美容関係の仕事を目指していた)
- 職業:居酒屋勤務(那須野と同じ職場)
- 性格:明るく、真面目で周囲に愛される存在だったと報道されています
事件後も、斎藤さんの顔写真などは公開されておらず、被害者のプライバシーや遺族の心情を配慮する姿勢が見られます。
◆ ネット上の声と世論の反応
今回の再犯報道を受け、ネット上では厳しい意見が相次いでいます。
主な意見
- 「無期懲役で反省すらしていなかったのか」
- 「命を奪った者に更生の余地はあるのか」
- 「被害者遺族の気持ちはどうなるのか」
また、「無期懲役という制度の限界」「終身刑や死刑との線引き」など、刑罰制度そのものに対する再考を促す声も高まりつつあります。
◆ 今後の展望と課題
今回の事件によって、以下のような社会的課題が浮き彫りになりました。
① 刑務所内での再犯リスク
受刑者同士の人間関係や精神疾患の管理体制、職員によるモニタリングの限界が指摘されています。
② 更生制度の是非
那須野受刑者のように、重大犯罪を犯した者に対し「社会復帰」を前提とした制度が果たして妥当なのか、議論が必要です。
③ 犯罪被害者保護と報道のバランス
加害者の情報ばかりが注目され、被害者の尊厳が後回しにされてしまうケースも少なくありません。
◆ まとめ:那須野亮の過去と現在が問いかけるもの
那須野亮という人物の歩みをたどると、学歴のある若者が社会との接点を失い、やがて重大な事件を引き起こし、長い服役を経ても再び命を奪うという重い現実が見えてきます。
彼の存在は、ただの犯罪者という枠を超えて、
- 社会の受け皿の脆さ
- 刑罰制度のあり方
- 人間の再犯リスクと管理の難しさ
といった、深い問いを私たちに投げかけています。
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