【サッカー日本代表イメージ画像:太極旗】デザイナー誰?製作会社どこ?【JI BLUEポスター】

2025年11月、日本サッカー協会(JFA)が新たに公開した日本代表のプロモーションビジュアルが、思わぬ方向で注目を集めました。音楽グループ「JO1」と「INI」の選抜メンバーによるユニット「JI BLUE」が登場するポスターが、「韓国の国旗に酷似している」とSNSで物議を醸し、大規模な批判の対象となったのです。

このポスターは、「最高の景色を2026」というスローガンのもと制作されたキャンペーンの一環で、日本代表の応援ムードを高めるはずのものでした。しかし、その構図が思わぬ形で注目され、話題は炎上へと発展。国旗やナショナリズムというセンシティブなテーマを含んでいたため、反響は国内外に広がりました。


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■ ポスターのどこが「太極旗」と類似していたのか?

問題視されたのは、ビジュアルの配色と構成です。背景は白を基調に、中央に赤い円、さらに青のアクセントが含まれており、これが韓国の国旗である「太極旗(テグッキ)」に似ているとする声が相次ぎました。

特に注目されたのは以下の点です:

  • 白地に赤い丸:日本国旗(日の丸)を意識したと見られる構図ですが、太極旗の中央にも赤と青の陰陽図があります。
  • 四隅に短冊状の図形:これが太極旗にある“卦”模様(トリグラム)に似ているという指摘。
  • 全体の配色が赤・青・白:太極旗の配色を連想させるとして批判の声が集中。

ポスターに写っているJI BLUEのメンバーが青いユニフォームを着ていることもあり、視覚的な印象として「韓国国旗に寄せたのではないか」との憶測が広がる結果となりました。


■ 日本サッカー協会の見解:「意図はなかった」

この騒動に対して、日本サッカー協会(JFA)は11月13日、産経新聞の取材に対し、デザイン意図についての説明を文書で発表しました。

「当該ビジュアルは、2025年3月に発表した選手肖像イメージと同様のコンセプトで制作されたものであり、太極旗を想起させる意図は一切ありません」

つまり、過去の日本代表キャンペーンと統一感を持たせるためのデザインであり、他国の象徴を意識したものではないというのがJFAの立場です。

このような声明が出されたものの、SNS上では納得の声と疑問の声が交錯。デザインに国際的な文脈や歴史的背景が絡む以上、配慮が必要だったという指摘もありました。


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■ ポスターの制作者は誰なのか?デザイナーや制作会社の謎

このような騒動を受けて、多くの人が注目したのが「このポスターは一体誰が作ったのか?」という点です。

結論から言えば、現時点で公式に明かされているデザイナーや制作会社の名前は存在しません。JFAの公式発表や、関連団体(LAPONEエンタテインメントやアディダス・ジャパン)の発信を確認しても、ビジュアルの制作担当に関する明確なクレジットは一切ありませんでした。

ただし、業界慣習や過去の事例から、以下のような推測は可能です。

● JFA(日本サッカー協会)

JFAは今回のキャンペーン全体の主体であり、コンセプトの立案や方向性を決定していると考えられます。過去の小規模なプロモーションでも、社内制作チームによるビジュアル展開が行われてきたため、今回もJFA内製である可能性があります。

● アディダス・ジャパン

JFAと長年パートナーシップを結んでいるアディダスは、公式サプライヤーとして日本代表のユニフォームやキャンペーンビジュアルにも関与しています。これまでもアディダスが主導したプロモーションビジュアルが多数存在するため、今回の制作にも携わっている可能性は高いです。

● 外部広告代理店(電通・博報堂など)

大規模なスポーツイベントでは、広告代理店が制作全体をマネジメントするケースが一般的です。特に電通は2022年のW杯予選に関連した多くのプロモーションで中核を担っていました。ただし、JI BLUEは比較的小規模なプロジェクトであるため、今回は関与していないという見方もあります。

● LAPONEエンタテインメント

JI BLUEを構成するメンバーが所属する事務所です。写真素材の提供や、メンバーのポーズ・表情などの調整には関わっていると考えられますが、グラフィックデザインやビジュアルレイアウトには直接的な関与はないとみられています。


■ なぜデザイナー情報が非公開なのか?

今回のように、炎上や論争を引き起こしたビジュアルであれば、通常であれば責任の所在や制作背景を説明する必要があるように思えます。しかし、スポーツ界のプロモーションにおいては、制作クレジットが非公開のまま進行するケースも多々あります。

これは以下のような理由によります:

  • チーム制作による「責任分散型」プロジェクト
  • ブランドイメージ重視による制作体制の非開示
  • 内製化によって制作会社が存在しないケース

また、意図的にデザインの責任の所在を曖昧にすることで、問題が起きた際の“火消し”をしやすくするという側面も否定できません。


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■ 表現と感性のズレ:グローバル時代のデザイン課題

今回の騒動は、デザインそのものというよりも、「そのデザインがどう受け取られるか」という感性のズレが引き起こしたものとも言えます。

ナショナルチームという象徴的な存在に対して、視覚的な表現の誤解や誤読が生じると、その波紋は大きく広がります。グローバル化が進む今、視覚表現に対する配慮の必要性が、改めて突きつけられた一件でした。


■ まとめ:透明性と丁寧な説明が今後の鍵に

JI BLUEのポスター騒動は、純粋な応援企画のはずが、国際的な議論へと発展してしまいました。JFAは「意図はない」と明言したものの、視覚的な印象が人々の感情や記憶に強く作用する以上、今後のビジュアル戦略にはさらなる配慮が求められるでしょう。

また、今後は制作体制の透明性を高めることや、炎上時の迅速で誠実な対応が、信頼回復のカギを握ることになるはずです。

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