2025年11月、東京大学医学部附属病院に勤務していた**松原全宏氏(53)**が、医療機器メーカーから不正に金銭を受け取っていたとして、収賄の疑いで逮捕されました。
東京大学という国内最高峰の教育機関に所属し、医療研究に従事してきた人物による不祥事は、医療界や学術界に大きな衝撃を与えています。
本記事では、松原容疑者の学歴や職歴、研究分野、顔画像、SNSアカウントの有無などを多角的に分析し、人物像を明らかにしていきます。
■ 松原全宏とは何者か?
逮捕時の報道によれば、松原容疑者は東京都文京区の東京大学医学部附属病院の整形外科に所属する准教授でした。年齢は53歳、居住地は台東区上野桜木とされています。
整形外科医として、主に外傷手術や骨接合器具に関する研究・臨床活動に従事していたとされ、同病院では手術に使用する医療機器の選定にも関与する立場にありました。
その影響力を利用して、特定メーカーに便宜を図った見返りに「奨学寄付金」の形で金銭を受け取ったことが、今回の事件の中心です。
■ どんな経歴の人物か? ~東大医学部卒から准教授まで~
● 学歴
報道や研究者データベースによれば、松原容疑者は東京大学医学部を卒業しています。
医師免許取得後、同大学病院にて整形外科領域でのキャリアをスタート。
● 職歴
- 1997年6月:東京大学医学部附属病院に入職
- 2007年10月以降:東京大学に再勤務(複数の病院での勤務歴あり)
- 2012~2024年度:同病院整形外科にて講師・特任講師
- 2025年度:准教授(逮捕時の肩書)
約30年近くにわたり、同大学病院における整形外科医療と教育に従事していた人物であることがわかります。
■ 研究者としての実績
松原容疑者は、日本の研究費助成事業「KAKEN(科研費)」において、数多くの研究プロジェクトに参加しています。
主な研究テーマ
- 異物排除と免疫寛容
- 破骨細胞とカルシウム振動の関係
- 人工関節とマクロファージの関係
- AIと骨粗鬆症の診断支援システム
所属研究分野
- 整形外科学
- 医療社会学
- 麻酔・蘇生学 など
これらから見ても、医療機器や関節手術における専門性が高く、臨床と研究の両軸で活動していた医師であることがうかがえます。
■ 収賄事件の内容とは?
事件の概要は次の通りです。
● 概要
- **医療機器メーカー「日本MDM」**と結託
- 2021年~2023年にかけて、同社製品を優先的に手術で使用
- 見返りとして、奨学寄付金名目で約120万円を東大病院に入金させ、そのうち約100万円を私的に流用
- 賄賂の使途:個人PCや家族用タブレットの購入
本来、奨学寄付金は医師の研究支援を目的とした制度であり、一定割合が医師に分配される仕組み。しかし、今回のケースでは寄付先の医師名義を自分にするよう指示し、資金を私的流用した疑いがかけられています。
■ 顔画像は?報道で明らかになった素顔
今回の事件報道において、松原全宏容疑者の顔画像は報道媒体(Yahoo!ニュース、読売新聞など)で公開されています。
50代らしい落ち着いた表情の中に、医師としての長年のキャリアがにじむ印象を受けます。
なお、SNS上にも容姿に関する写真や画像が一部転載されていますが、正確性や権利上の問題があるため、拡散には注意が必要です。
■ SNSアカウント(X・Instagram・Facebook)はあるか?
松原容疑者のSNSの利用状況について、以下のように調査を行いました(2025年11月時点)。
「松原全宏」の名前で登録されたアカウントは複数確認されていますが、東京大学所属、整形外科医、台東区在住などの情報と一致するものは未確認です。
インスタグラムにおいても、同姓同名の人物は散見されますが、本人と断定できる投稿やプロフィールは発見されていません。
● X(旧Twitter)
学術系の発信を行っている同名アカウントも存在しますが、医師である証拠、プロフィールの整合性が取れず、松原容疑者本人がSNSを活用していたかは不明確です。
結論として、本人のSNSは現時点では明らかになっておらず、匿名で運用していたか、まったく利用していなかった可能性が高いと言えます。
■ 学術界・医療界への影響
今回の事件は、単なる個人の不正にとどまらず、国立大学病院の信頼性そのものを揺るがす重大な問題です。
東京大学病院では、医療機器の採用に際し、公正な審査が行われるべき体制が整っていたとされていました。しかし、現場の責任者が制度を逆手に取り、個人的な金銭的利益に走ったとなれば、その透明性が疑われても仕方がありません。
また、寄付金制度の運用実態に対する国民の疑念も高まっており、今後、大学病院や学会による厳格なルールの見直しが求められるでしょう。
■ まとめ:名門の“影”と、SNSの空白
松原全宏容疑者は、東京大学という日本トップクラスの教育機関で研究・診療の第一線に立ちながら、その信頼を自らの行動で損ねてしまいました。
- 学歴:東京大学医学部卒
- 職歴:整形外科医、研究者、准教授まで上り詰めたエリート
- 研究業績:AI・免疫・骨粗鬆症など幅広いテーマで実績あり
- SNS:本人の公式アカウントは確認できず
- 逮捕容疑:奨学寄付金名目の資金私的流用による収賄
「エリート医師による事件」として大きな注目を浴びていますが、背景には医療界の制度的な“隙”があったことも忘れてはなりません。

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