2025年11月、Perfumeの“あ～ちゃん”こと西脇綾香さんとの結婚によって、突如として世間の注目を一身に集めることとなった人物がいます。
その名は吉田幸裕（よしだ・ゆきひろ）氏。日本を代表する鞄ブランド「PORTER（ポーター）」で知られる老舗メーカー「吉田カバン」の4代目社長です。
ではこの吉田幸裕さん、どのような人物なのでしょうか？彼の年齢、経歴、学歴、さらには吉田カバンという企業の成り立ちや想いまで──。徹底的に掘り下げてみました。
■プロフィール｜高身長で知性派、そして鞄一筋の家系に育つ
- 名前：吉田 幸裕（よしだ ゆきひろ）
- 生まれ年：1984年（令和6年時点で41歳）
- 出身地：東京都
- 身長：190cm前後（俳優・山本耕史さん似という声も）
- 現職：株式会社吉田（吉田カバン）代表取締役社長
- 就任時期：2020年（当時36歳）
- 配偶者：西脇綾香さん（Perfumeメンバー）
■学歴｜“慶應義塾大学卒”のエリート街道を歩む
吉田幸裕氏は、私立の名門・慶應義塾大学を卒業しています。慶應といえば、言わずと知れた「私大の雄」。そのブランド力は政財界、芸能界、起業家の世界まで幅広く影響を持ち、卒業生ネットワーク「三田会」は日本最大規模の同窓組織として知られています。
なお、吉田家と慶應大学には深い縁があり、幸裕氏の父であり前社長の吉田輝幸氏もまた慶應の出身。代々続く学歴の系譜においても、吉田幸裕氏はその伝統をしっかりと受け継いでいるのです。
大学卒業後は、すぐに家業に入るのではなく、イタリアへ留学。ファッションの本場ヨーロッパで鞄製作の専門知識を学び、現地の工房で修行を重ねるという経験を積みました。
この海外経験が、後に吉田カバンのグローバル展開やブランド再構築に大きく寄与することになります。
■キャリア｜職人の現場から学び、社長の座へ
2013年、29歳のときに帰国した吉田氏は、すぐに吉田カバンへ入社。いきなり役員や経営に関わるポジションに就くのではなく、商品企画、製造管理、営業、店舗運営など、現場レベルの業務に徹底的に携わりました。
これは父・輝幸氏の教育方針によるもので、「現場を知らずして会社は語れない」という信念から、あえてすべての部門を一から経験させたといいます。
そして2020年、36歳のときに社長に就任。若きリーダーとして、守るべき伝統と変えるべき時代の要請の狭間で、吉田幸裕氏は大胆かつ繊細な経営を始めます。
■吉田カバンとは？｜創業90年、日本の“鞄文化”を作った企業
1935年に吉田吉蔵氏が設立した「吉田鞄製作所」を前身とする吉田カバン。戦後、現体制の株式会社吉田となり、1951年に法人化されました。
最大のヒット商品は、1962年に立ち上げた自社ブランド**「PORTER（ポーター）」**。ホテルのポーター（荷物運び係）をイメージした名前で、ナイロン製の軽くて丈夫な素材、洗練された機能美が支持され、「学生からビジネスマン、そして職人に至るまで」広い層に愛用される国民的バッグブランドとなりました。
PORTERの代表作である「TANKER」シリーズは1983年に登場し、現在も販売され続けるロングセラー。その後、「LUGGAGE LABEL」「PORTER GIRL」などの新ブランドも展開しています。
吉田カバンの哲学は明確です。
「一針入魂」──一点一点を職人の手で。
この理念に基づき、今なお100％国内生産にこだわり、企画から縫製まで自社で完結。大量生産や海外工場への外注には一切頼らず、日本のものづくり精神を体現し続けています。
■社長就任後の取り組み｜伝統×DX＝革新
社長としての吉田幸裕氏は、単なる跡継ぎではありません。デジタル変革（DX）やグローバル戦略、次世代ブランドの育成など、これまでになかった視点を企業経営に導入しました。
●EC化推進とデジタルツールの導入
コロナ禍においても、いち早く自社ECサイトと物流システムの強化に着手。社内ではITインフラを整備し、業務効率化と顧客満足度向上を同時に実現しました。
●新ブランド「POTR」のローンチ
2022年には「POTR（ピー・オー・ティー・アール）」という新ラインをリリース。より現代の多様なライフスタイルにマッチする、柔軟で自由な発想のバッグを展開しています。
■私生活でも話題に｜Perfumeあ〜ちゃんとの結婚
2025年11月18日、吉田幸裕氏はPerfumeの西脇綾香さんとの結婚を発表。これが大きなニュースとして報道されました。
人気アーティストと老舗ブランドの社長という異色の組み合わせは、SNSを中心に大きな反響を呼び、「令和の玉の輿婚」と称されたほどです。
それでも吉田氏は浮つくことなく、翌日から普段通り工房や本社に顔を出していたといい、仕事に対する誠実さと情熱は変わらず健在です。
■まとめ｜守るもの、そして未来へ受け継ぐもの
吉田幸裕氏は、創業から90年近く続く吉田カバンの理念と歴史を、単なる“伝統”としてではなく、「今の時代にふさわしい形」にアレンジし、未来へと橋渡ししている存在です。
その根底にあるのは、家業への誇りと、日本の職人技術に対する深いリスペクト。そして、どれだけ時代が変わろうとも「バッグとは人生のパートナーであるべき」という確固たる価値観です。
時代の荒波の中でも、“流行”に流されることなく、“本質”を見つめ続ける吉田幸裕氏。
これからも「PORTER」の名は、ただのブランド名ではなく、“誠実なモノづくりの象徴”として、日本人の生活に寄り添い続けることでしょう。
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