2026年に行われる予定の静岡県熱海市長選挙に、ある若き挑戦者が名乗りを上げ注目を集めています。
その人物こそ、元中国出身の実業家、徐浩予(じょ・こうよ)氏です。
異国から来た彼が、なぜ日本の地方自治に身を投じる決意をしたのか。
そして、彼の素顔とはどのようなものなのか。
ここでは、彼の経歴、帰化の背景、家族構成などにスポットを当ててご紹介します。
中国から熱海へ――波乱の人生と新たな挑戦
徐浩予氏は1993年に中国・内モンゴル自治区で生まれました。
幼少期から日本のアニメや文化に親しみ、2015年に日本に移住。
その後、東京で語学学校に通い、日本語を学びながら、中国人旅行客向けの販売業に従事してきました。
そんな彼の人生を大きく変える出来事が2021年に起こります。
初めて観光で訪れた熱海・伊豆山地区の自然と街並みに強く惹かれ、思い切って空き家を購入。
民泊事業を立ち上げようと準備を進めていました。
しかしその矢先、大規模な土石流災害が彼の新居を直撃。
購入からわずか1週間で家を失い、手元に残ったのは財布とスマートフォンだけという衝撃の体験をします。
帰化と市民としての責任感
大災害を経験した徐氏ですが、熱海の人々の温かさに触れ、「この町に恩返しをしたい」との思いを抱きました。
その後、正式に日本へ帰化し、日本国籍を取得。
現在は日本人としての立場で地域社会と向き合っています。
「帰化したからには、日本人としての責任と権利は平等。ならば自分にも市政に参加する資格がある」という信念のもと、2026年の市長選挙に立候補を表明したのです。
熱海の課題に向き合う熱意と行動力
市長選への立候補を決めた背景には、熱海市の観光業やインフラの復興、災害対策への強い危機感がありました。
彼は2023年10月に熱海で中国物産店を開業し、経済活動を通じて地域活性化にも努めています。
特に注目すべきは「災害支援と防災強化」に対する姿勢。
自身の被災経験から「支援の届きにくさ」や「行政対応の限界」を体感しており、市民目線の防災政策を重視しています。
例えるなら、彼の立候補は“ゼロから立ち上がった人間だからこそ見えるもの”を反映した挑戦とも言えるでしょう。
妻や子供など家族構成は?
現時点で公開されている情報によれば、徐浩予氏は独身であり、妻や子供といった家族についての詳細は明らかにされていません。
ただし、公式サイトなどを通じて市民とのコミュニケーションは積極的に行っており、今後、家族に関する情報も徐々に共有されていく可能性があります。
市民としての“実感”を政治に
徐氏は「市民の声が政治に届きにくい今こそ、当事者である自分が声をあげたい」と語っています。
これは、ある意味で理想論ではなく、実体験に裏打ちされた切実な想いと言えるでしょう。
海外出身者であるがゆえに向けられる偏見や懸念もある中で、彼は「市民である以上、平等な権利がある」と明言。
こうした姿勢は、多文化共生やダイバーシティが問われる今の日本にとって、大きな一石を投じるものではないでしょうか。
最後に
挑戦する姿は地域への愛の証たとえ出自が異なっても、苦楽を共にしてきた地域を愛する気持ちは変わりません。
徐浩予氏のように、自らの経験を糧にして地域貢献を志す姿は、多くの人に勇気と希望を与える存在となるでしょう。
「新しい風を熱海に吹き込みたい」――そう語る彼の挑戦は、今後も多くの注目を集めることは間違いありません。
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