2025年6月30日、女子プロレス界に衝撃が走りました。若干17歳という若さで注目を集めていた女子プロレスラー・マコトユマ選手が、所属団体「ワールド女子プロレス・ディアナ」から突然の退団・廃業を発表したのです。
しかも、その理由は「団体への背信行為(指示不服従)」という、極めて異例かつ重いもの。華々しくデビューした将来有望な若手レスラーが、なぜプロレス人生に終止符を打つ決断をしたのか——その背景に迫ります。
マコトユマとは?期待を背負った17歳の新星
マコトユマ選手は、2023年10月にプロレスデビュー。10代ながら豊かな表現力と運動能力で注目され、女子プロレス界の“次代を担う逸材”として注目されていました。
年齢的にも学生と両立しながらプロレスに打ち込むという状況は、「プロレス界の芦田愛菜」といった声も一部で囁かれるほど。ファンの間では将来のトップ選手として大きな期待が寄せられていた存在でした。
それだけに今回の退団報道は、まるで将来を嘱望された新進気鋭のバレリーナが舞台に立つ前に幕を降ろすような衝撃だったと言えるでしょう。
突然の退団と廃業、公式発表の中身とは?
2025年6月30日、ディアナ公式から発表された内容は以下のようなものでした:
「複数回にわたる団体への**背信行為(指示不服従)**が確認されたため、退団およびプロレスラーとしての廃業となりました。」
さらに、団体側はファンおよび関係者に対し深く謝罪し、**「詮索や憶測の流布を慎んでほしい」**と強く呼びかけました。
この言い回しは、通常の契約終了や引退とは大きく異なるものです。単なる進路変更や体調不良といった理由であれば「円満退団」などと表現されるのが一般的ですが、「背信行為」という明確な非難が入ることで、当人と団体の関係に深い溝が生まれていた可能性が見えてきます。
背信行為(指示不服従)とは?具体的に何をした?
報道では詳細までは明かされていませんが、「指示不服従」とは、言い換えれば団体や上層部の方針に意図的に従わなかったということです。
一般的なプロレス団体では、試合の構成、プロモーション活動、SNSでの発信、練習への参加態度など、団体運営と選手行動の連携が非常に重要視されています。
可能性として考えられる“背信行為”は以下のようなものが推察されます:
- 団体が設定したスケジュールや方針に従わず、無断欠勤や勝手なSNS発信をした
- 指導陣や先輩レスラーへの礼節を欠いた行動があった
- 重要な練習やイベントに対し、説明なしで参加を拒否した
- 所属団体以外での**無許可の活動(他団体参加・外部イベント出演)**があった
もちろん、これらはあくまで一般的な“指示不服従”の例であり、マコトユマ選手の実際の行動とは断定できません。団体が詳細を非公開にしているのは、未成年である彼女を守るための配慮とも考えられます。
マコトユマのコメントも話題に
自身のX(旧Twitter)を通じて、マコトユマ選手は以下のようにコメントを出しています。
「ディアナを退団することとなりました。応援してくださった皆さま、ご期待に添えず申し訳ありません。皆さんからいただいたメッセージは私の宝物です。」
このメッセージからは、後悔と感謝、そして自責の念がにじみ出ています。言葉を選びつつも、しっかりと謝意を伝える姿勢は、17歳とは思えないほど大人びて見えました。
まるで、「舞台を降りる役者が最後に一礼して幕を閉じる」ような潔さを感じさせる一文でした。
なぜこのような事態に?背景にある構造的な課題
プロレスという競技は、単に技術や体力だけでなく、上下関係や団体との信頼関係が極めて重要です。その中で、10代の若手選手が組織の中で自分をコントロールすることは非常に難しく、メンタルや価値観のズレが生じやすい環境でもあります。
今回の件は、「未成年選手をどう育成・管理していくか?」という業界全体の課題も浮き彫りにしました。
たとえば芸能界でも、10代のタレントが大人の事情に翻弄され、早期引退に追い込まれるケースは少なくありません。マコトユマ選手の退団も、プロレス界の教育・サポート体制の再考を促す警鐘と捉えるべきかもしれません。
今後の活動はどうなるのか?
プロレス廃業を表明したマコトユマ選手ですが、年齢的には進学・別業界への転身も可能な年齢です。自身のSNSでも「大切な経験を糧にする」といった趣旨の発信を行っていることから、完全に人前から姿を消すわけではない可能性もあります。
芸能界、声優業、あるいはスポーツ関係の広報活動など、彼女のキャラクターと知名度を活かせるフィールドは多数存在します。
まとめ|マコトユマ退団は“未来への一歩”になるか?
- 退団理由は「団体への背信行為(指示不服従)」
- 具体的な内容は非公開ながらも、団体との深刻な溝があったと推測
- 自身のXでも謝罪と感謝を述べ、誠実な姿勢が伺える
- 今後はプロレス以外の道で再出発の可能性も
17歳という年齢を考えれば、人生はまだ始まったばかりです。プロレスのリングを降りたことが“終わり”ではなく、“別のスタートライン”であることを願ってやみません。
✅ 今後マコトユマ選手に関する新たな動向があれば、この記事も随時更新予定です。ブックマークしてチェックしていただければ幸いです。
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