【グリコ】アイスクリーム事業撤退は日本ではなくタイ?どこの国?

日本でおなじみの「パピコ」や「ジャイアントコーン」など、人気アイス商品を展開するグリコ。

そんなグリコがアイスクリーム事業から“撤退”というニュースが飛び込んできて、一部では「日本でもアイスが買えなくなるの?」と心配の声が広がりました。

しかし、ご安心ください。今回の撤退報道は、日本国内ではなく「タイ」での話です。

本記事では、「撤退はどこの国?」「なぜ撤退を決めたのか?」「日本のグリコはどうなるのか?」という点を、わかりやすく解説していきます。


■ グリコが撤退を決めたのはどこの国?

結論から言えば、グリコがアイス事業を終了するのは「タイ王国(Thailand)」です。

東南アジアのなかでも有数の成長市場であるタイにおいて、グリコはこれまで現地法人を通じてアイスの製造・販売を続けていました。

しかし、2025年内をもって、タイでのアイスクリーム事業を終了することが正式に決定されたのです。


■ なぜタイでアイス事業をやめるの?

アイスクリームは暑い国ほど売れそう…と思うかもしれません。たしかに、タイのような常夏の国では冷たいスイーツが親しまれています。

ですが、その一方で、現地の市場ではさまざまな企業が低価格のアイスや手作り系の商品を提供しており、競争が非常に激しくなっていたのです。

さらに、流通コストやマーケティング費用の増大、原材料価格の変動など、事業継続にあたっての負担も大きくなっていました。

グリコは、これらの状況をふまえ「より収益性の高い事業に集中する」ため、タイでのアイス事業を終了する判断に至ったと考えられます。


■ タイで販売されていた主なアイス商品は?

タイでは、日本でもおなじみの以下のような商品が販売されていました。

  • ジャイアントコーン
  • パピコ
  • パナップ
  • セブンティーンアイス

これらの商品は、現地のスーパーやコンビニ、自販機で購入できるようになっていましたが、2025年末で販売が終了となる見通しです。


■ 日本のグリコアイスには影響があるの?

一番気になるのが、「日本のグリコのアイスもなくなっちゃうの?」という点かもしれませんが、結論としてはまったく問題ありません。

今回の事業撤退はタイ市場に限定されたもので、日本国内で販売されているグリコのアイス商品には影響はありません。

パピコ、ジャイアントコーン、アイスの実、パナップなどは、これまで通り全国のスーパーやコンビニで購入可能です。

SNSなどでは「日本から撤退する」といった誤情報も見受けられますが、それは完全な誤解ですのでご注意を。


■ なぜ誤解が広まったのか?

今回の件では、「グリコ アイス 撤退」といった見出しだけが一人歩きしてしまい、「日本から撤退?」と勘違いした方も多かったようです。

とくにSNSやニュースアプリのプッシュ通知では、国名まで明記されていないタイトルが多く、クリックせずに内容を把握した気になってしまった人もいるのではないでしょうか。

一部のまとめサイトや個人ブログでも情報が錯綜しており、「日本で販売終了」と受け取れるような書き方がされていたことも混乱の一因です。


■ 撤退の背景には“選択と集中”の経営戦略

近年、企業の多くは限られたリソースを有効に活用するために、**「選択と集中」**という経営方針を取っています。

グリコもその流れに乗り、収益性の高い事業に絞り込み、採算が見込みづらい事業や地域からは撤退する方針を強めていると考えられます。

特に、グリコは「アーモンド効果」などの健康志向飲料や、ポッキー・プリッツといったスナック菓子事業においても好調です。

今後はそうした分野により力を入れていくと見られます。


■ タイ以外の国でのグリコの動きは?

現時点では、タイ以外の国での撤退情報は確認されていません。

むしろ、グリコはアジア各国で「ポッキー」や「プリッツ」などを積極的に展開しており、中国・インドネシア・マレーシアなどでは売上を伸ばしています。

アイス分野の国際展開については様子見かもしれませんが、菓子や飲料部門では引き続き海外展開を加速させる可能性が高いでしょう。


■ 今回の騒動から見える“情報リテラシー”の重要性

今回のような誤解は、ネット社会における情報の受け取り方に問題があることを示しています。

タイトルだけで判断せず、**「どこの国の話なのか」「公式情報かどうか」**をしっかり確認するクセをつけることが、情報に振り回されないためには大切です。

なんとなく見かけた情報に不安を覚える前に、「情報の出どころ」と「対象地域」を見極める力が、今の時代には求められていると感じさせられます。


■ まとめ|アイス撤退はタイ、日本のグリコは安泰

最後にポイントを整理します。

項目内容
撤退の国タイ(Thailand)
対象商品パピコ、ジャイアントコーン、パナップなど
撤退時期2025年末までに販売終了
日本への影響まったくなし(引き続き販売継続)
理由現地市場での競争激化と採算悪化

「アイスが食べられなくなる!?」と焦ってしまった方も多いかもしれませんが、それは日本の話ではありません。

日本のグリコ製アイスは今後も安定して供給されますので、安心してパピコを楽しみましょう。

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