福岡県内で活動していた占い師・**田斉法子（たさい・のりこ）容疑者（51歳）**が、「投資話を持ちかけて現金をだまし取った」として警察に逮捕されるという事件が発生しました。
この女性は、自身の肩書きを「占星術師」や「風水コンサルタント」と称し、複数人の知人を通じて金銭を集めていたとされます。その被害額は1件あたり1000万円前後、多くの人々から集めた総額は20億円規模にまで膨らんでいたとも報じられています。
事件の背景には、長期間にわたる“信頼関係の構築”や、“高級品を身に着けた派手な生活”など、人々の心理を巧みに突いた手法があったようです。
◆ 田斉法子の顔画像はある？ネット上の公開情報を調査
現時点で、公式に公開された顔写真については、ニュース番組や報道記事内で一部が取り上げられています。ただし、マスク着用やモザイク処理がされているケースが多く、鮮明な顔画像は確認できていません。
報道映像によると、年齢相応の女性で髪型はショート〜セミロング、服装はブランド志向がうかがえるもので、かなり“華やかな見た目”が印象的です。
また、被害者が語る内容によれば、「エルメス」や「グッチ」などの一流ブランド品を愛用していたとされており、見た目の高級感や信頼感が対面の信頼構築に寄与していたとも考えられます。
◆ 経歴・職業｜占い師からコンサルタントに転身？
田斉容疑者の表向きの職業は「占星術師」あるいは「スピリチュアル系の企業コンサルタント」とされています。
被害者夫婦の証言によると、彼女はこう説明していたそうです：
- 「大手企業の経営者は、占星術や風水の専門チームをバックに持っている」
- 「自分も依頼されて億単位の契約を断ったことがある」
- 「統計学や風水を組み合わせた占術を駆使して助言している」
といった話を持ち出し、自らの立場や能力を誇張することで信用を得ていた模様です。
実際の学歴や本格的なキャリアは今のところ判明しておらず、どこで占星術を学び、どういった経歴を持っていたのかは謎に包まれています。
◆ Facebookやインスタ、X（旧Twitter）は存在する？
SNSのアカウントについても調査が進められていますが、現在のところ田斉容疑者が実名で利用していたFacebookやInstagram、X（旧Twitter）などのアカウントは特定されていません。
ただし、可能性として以下が考えられます：
- 偽名やビジネス名義でアカウントを運用していた
- SNSは利用せず、口コミ・紹介だけで活動していた
- 閉鎖済み、または削除された可能性
田斉容疑者の活動スタイルは、親密な知人関係を通じて顧客を増やしていたようで、ネット集客よりもリアルな人脈ベースで広げていた点が特徴といえそうです。
◆ 田斉法子の詐欺の手口とは？“洗脳”と“演出”の巧妙さ
警察発表と報道内容によると、田斉容疑者が用いた詐欺手法は極めて狡猾でした。
▽ 手口の概要
- 知人として接近し、数カ月〜1年かけて関係構築
- 高級なブランド品やおもてなしで「信頼」を得る
- 投資話を切り出す：「この水晶を使って風水効果を得た物件が高値で売れる」
- 少額から投資を始めさせ、実際に“利息”のような還元も行う
- 徐々に投資額を増やしていき、最終的に数百万円〜数千万円規模を預かる
- 実際には投資事業の実体はなく、出資金は戻ってこない
特に、「水晶を埋めることで風水的価値が上がる」という説明が印象的で、スピリチュアル的な信仰心を巧みに利用した“精神的詐欺”ともいえます。
◆ 実際の被害例：1億円以上を失った夫婦の証言
ある被害者夫婦によると、田斉容疑者との出会いは子ども同士が同じ幼稚園に通っていたことがきっかけだったそうです。家庭ぐるみの交流を通じて次第に関係が深まり、最終的には1億3000万円超の大金を預けるまでになってしまったとのこと。
当初は、利息として5～10％がついた形で“配当”が返ってきたため、信頼が強まり、さらなる出資へとつながった模様。しかし、後に別の被害者と情報交換をした際に詐欺だと気づき、警察に被害届を提出したといいます。
◆ 田斉容疑者の現在と警察の捜査状況
福岡県警は2025年に入り、田斉容疑者が複数の人物に対して虚偽の投資話を持ちかけ、多額の現金を詐取した疑いで逮捕したと発表しました。
容疑について、田斉容疑者は「お金を受け取ったのは認めるが、嘘をついたつもりはない」と供述しており、容疑は否認しているとのこと。
捜査当局は、70人前後の被害者が存在し、総額で約20億円にのぼると見て、引き続き証言の収集と資金の流れの追跡を進めているようです。
◆ まとめ：信頼と詐欺は紙一重…“スピリチュアル”が悪用される時代に
この事件は、いわゆる「占い」や「風水」といったスピリチュアル的要素が、巧みに人の心理を突く形で悪用された稀有な事例です。
田斉法子容疑者は、華やかな暮らしと丁寧な対人関係で信頼を築きながら、長期的に出資を促す“洗脳型”の投資詐欺を展開していたとみられます。
SNS全盛の時代においても、こうしたオフライン中心の人脈型詐欺が行われていた事実は、多くの人にとって他人事ではありません。
信頼関係の裏側に潜むリスクを見極める目を持つことが、今後ますます求められる時代となっているのです。
🔍この記事のポイント
- 占星術師を名乗る田斉法子容疑者が、知人らから20億円超を集金
- 被害者には1億円以上を失ったケースも
- SNSやネット上の情報はほとんどなく、対面関係による信用構築が手口
- 高級ブランドや統計学の話で信頼感を演出
- 捜査は現在進行中、今後さらに被害者が増える可能性も
コメント