防衛大臣政務官を務める小野田紀美(おのだ きみ)さん。
端正なルックスと明快な発言力で注目を集める女性政治家ですが、
実はアメリカ人の父と日本人の母を持つハーフという経歴を持っています。
そのため「英語が堪能なのでは?」というイメージを抱く人も多いですが、
本人はなんと「英語は全然できない」と公言しています。
今回は、小野田紀美さんの英語力の実際や、
英語が苦手な理由、そして岡山弁とのギャップに迫ります。
小野田紀美さんの基本プロフィール
- 名前:小野田 紀美(おのだ きみ)
- 生年月日:1982年12月7日(42歳・2025年現在)
- 出身地:アメリカ・イリノイ州シカゴ
- 国籍:日本(アメリカ国籍は放棄済)
- 所属政党:自由民主党
- 肩書:参議院議員/防衛大臣政務官
アメリカ生まれながらも、幼少期に岡山県で育った小野田さん。
外見からはグローバルな印象を受けますが、
実際には「純日本人以上に岡山弁が染みついている」地元愛の強い人物です。
英語力は?本人いわく「できないです!」
小野田さんの英語力については、本人がSNSなどでたびたび言及しています。
Twitter(現・X)での発言によると、
英語が苦手であることを自ら認めているのです。
「英語できないけど必死にグーグル翻訳使いながら調べてメールしたりする」
(小野田紀美 公式Xより)
この投稿からも分かる通り、英語の読み書きには苦労しているようです。
「ハーフだから英語ペラペラ」という一般的なイメージとは大きく異なりますね。
しかし、英語が得意ではないことを隠さず、
堂々と公言できる誠実さに共感する声も多く寄せられています。
なぜ英語が苦手?意外な理由とは
小野田さんが英語を得意としない理由は、大きく3つあるようです。
① アメリカでの生活は“1歳まで”
小野田さんはアメリカ・シカゴで生まれましたが、
1歳のときに母の実家・岡山県に帰国。
その後は日本での生活が中心で、英語に触れる機会はほとんどなかったそうです。
つまり「アメリカ生まれ」といっても、実質的には“岡山育ち”。
アメリカでの記憶もなく、英語を自然に習得する環境にはなかったのです。
② 家庭では英語が使われなかった
アメリカ人の父親は小野田さんの幼少期に家庭を離れたため、
家庭内では日本語だけが使われていたそうです。
母親は語学堪能で英語・ドイツ語を操るトリリンガルでしたが、
娘に英語を強制することはなかったとのこと。
その結果、英語を学ぶ機会は学校教育のみ。
いわゆる「ネイティブ環境」で育ったわけではありませんでした。
③ 暗記が苦手だった
中学時代、小野田さんは英語の成績が赤点ギリギリだったと語っています。
理由は「単語が覚えられない」「暗記が苦手」というもの。
「発音はできるけど単語が覚えられない。暗記能力が壊滅的なんです…」
(小野田紀美 公式Xより)
文法や単語の暗記中心の日本の英語教育には苦戦したようです。
その一方で、国語の成績は常にトップクラス。
文章力・表現力に優れたタイプであることが分かります。
岡山育ちの“地元愛”が英語より強い?
小野田さんの英語力を語るうえで外せないのが、
彼女の岡山弁と地元文化への深い愛情です。
小学校から高校まで岡山県内の学校に通い、
完全に日本語中心の教育環境で育ちました。
- 小学校:岡山県邑久町立裳掛小学校
- 中学校:私立清心中学校
- 高校 :清心女子高等学校
インターナショナルスクールではなく、
地域に根ざした日本の学校生活を送っていたため、
自然と岡山弁が身についたといいます。
「どねなっとんと?(どうなっているの?)」
── 岡山弁をSNSで使うほど地元愛が強い!
政治家となった現在でも、地元の人々に話しかけるときは
あえて岡山弁を交え、親しみやすい雰囲気を大切にしているそうです。
ハーフだけど「純日本的」な考え方
外見やルーツから「帰国子女っぽい」と思われることも多い小野田さん。
しかし実際は、思考も文化的感覚も“純日本人”に近いといえます。
日本的な礼儀や責任感を重視し、SNS上でも「礼節」「努力」「恩義」など、
古風ながらも芯の通った価値観を発信しています。
英語ができないことを自虐的に語りつつも、
その背景には「できないなら努力する」「誠実に伝えようとする」姿勢があり、
むしろ国際感覚よりも“人間力”を感じさせます。
英語ができなくても伝わる「人としての力」
小野田さんは、外国人との交流の際には
翻訳ツールを駆使してでも誠実にメッセージを伝えようと努力しています。
英語が堪能でなくても、誠実さや思いやりは
言葉を超えて伝わる──その姿勢に感銘を受けたという声も少なくありません。
実際、政治家として海外要人と会う機会もある小野田さん。
通訳を介しながらも、自分の言葉で想いを伝える努力を欠かしません。
まとめ|“英語より誠実さ”が魅力の政治家
アメリカ生まれのハーフでありながら、
英語は苦手と語る小野田紀美さん。
しかし、それを隠さず、むしろ自分の弱点としてオープンに語る姿勢が
彼女の誠実な人柄をより際立たせています。
彼女の魅力は、語学力よりも人間力と努力にあります。
「英語ができない」と言いつつも、伝えるための努力を惜しまない──
そんな姿勢こそ、政治家としても人としても信頼される理由でしょう。
岡山弁を大切にし、地元に根を張りながら、
国政の舞台で活躍する小野田紀美さん。
今後も彼女の言葉ひとつひとつが、多くの人の心を動かすことでしょう。