【桂正和】病気(病名)は？何があった？

『ウイングマン』や『電影少女』『I”s』など、ジャンプ黄金期を支えた人気漫画家・桂正和（かつらまさかず）氏が、大規模な手術を受けたことを自身のSNSで公表しました。突然の報告に、多くのファンや関係者が驚きを隠せない状況となっています。

しかし、その詳細については一切語られておらず、病名や手術内容は非公開。現在、氏は療養中で、仕事をすべて休止しているとのこと。本記事では、現時点でわかっている情報を基に、桂先生の体調やこれまでの病歴、ファンの声などを丁寧にまとめました。

突然の手術報告｜本人からの発信とは

2025年11月3日、桂正和先生は公式X（旧Twitter）アカウントにて、「大きな手術を行った」という趣旨の投稿をしました。以下がその発言の一部です：

最近リポストメインの桂です。ひとつご報告を。詳細は言いませんが、私は最近、大きな手術を致しました。なので当分の間、静養しつつ緩やかにリピリピをしていきます。（中略）問い合わせ等、私にも集英社などにも、なさらないでくださいね。

この投稿は、詳細を伏せつつも、手術後の体調管理を優先したいという明確な意思が示されています。多忙な漫画家生活の中での“仕事完全休止”は異例であり、それだけ体調が大きく変化したことがうかがえます。

多くの読者が気にしているのは、どのような病気だったのか？という点です。残念ながら、桂氏本人は病名や手術の詳細を明らかにしておらず、出版社や関係機関への問い合わせも控えるよう呼びかけています。

それでも、公式投稿の中に「大きな手術」という表現が用いられていることから、簡単な処置ではなかったと予測されます。年齢的にも、60代に多い疾患（心臓、脳血管、腫瘍など）が候補に挙げられるかもしれません。

また、「少しずつ作業再開をしている」とも述べており、命に関わるような状況ではないことが伝わります。おそらく、退院後は自宅で静養しながら、少しずつ体力の回復に努めている段階ではないでしょうか。

実際に手術が行われた時期についても、具体的な日付は明かされていません。ただし、2025年10月下旬にはテレビ番組『X年後の関係者たち』に出演していたことが確認されています。

そこから推察すると、番組収録後〜11月初旬の間に入院・手術を受けた可能性が高いでしょう。術後の回復期間に入った今、SNS更新が再開されたことで、ファンの間には少し安堵の空気が広がっています。

現在の大手術とは別に、桂正和先生は1980年代にも短期間の体調不良を経験しています。

当時連載されていた『ウイングマン』の制作中に、肺炎によって数週間休載したことがあると語られています。これは風邪をこじらせた結果であり、深刻な病気ではなかったものの、原作とアニメ制作が重なる多忙な日々に体調を崩したようです。

その際には、冗談交じりに「担当編集者が休ませてくれなかった」とコメントしていたこともあり、今となっては懐かしいエピソードのひとつです。

突然の発表に対し、SNSでは全国のファンから回復を祈るメッセージが数多く寄せられました。

こうした声は、長年にわたって支持されてきた作家としての重みと、作品が世代を超えて愛されている証拠と言えるでしょう。

桂正和氏は1962年生まれ、福井県出身の漫画家です。1980年代のデビュー以降、『ウイングマン』をはじめ、『電影少女』『I”s』『ZETMAN』など、恋愛やSFを融合させた独自の世界観で多くの読者を魅了してきました。

特に、美麗な女性キャラクターの描写は高く評価され、現在の漫画界にも大きな影響を与え続けています。

現時点では、漫画の執筆やイベント参加など、今後の活動再開については何も発表されていません。とはいえ、「少しずつ作業はしている」という情報から、完全に筆を置いたわけではないようです。

創作活動というのは、体力だけでなく精神力も必要とされる仕事です。今は焦らず、心身ともに整える期間としてゆっくり過ごしていただきたいものです。

桂先生の回復を待ち望む声は絶えません。ファンにとっては、たとえ時間がかかっても、また新たな作品に触れられる日が来ることを願ってやみません。

今回の手術報告は、漫画界にとっても大きなニュースでした。病名や手術の詳細こそ伏せられているものの、ご本人が投稿していることから、回復に向けて前向きに取り組んでいることがうかがえます。

1980年代から数々の名作を世に送り出してきた桂正和先生。現在は静養期間に入っているものの、ファンから寄せられる温かい声援が、きっと先生の支えになっているはずです。

今後も無理なく、自分のペースで創作に向き合っていってほしい——そんな願いを込めて、この記事を締めくくらせていただきます。