2025年5月、アメリカ・メジャーリーグのドジャース戦に、あの“宮迫ですッ！”のセリフで知られる元お笑い芸人・宮迫博之さんが突如登場。
なんと、始球式の大役を務めるというサプライズが実現し、SNSでは「なぜ宮迫？」「一体何が起きてるの？」と困惑と驚きの声が広がりました。
その舞台裏には、ある一人の実業家の存在がありました。
その名は、ロコンド代表取締役社長・田中裕輔氏。
今回は、なぜ宮迫博之が始球式に登場することになったのか、そしてその仕掛け人・田中裕輔氏とは何者なのかを深掘りしていきます。
なぜ宮迫がMLBの始球式に？その裏にあった“仕掛け人”
事の発端は、2025年3月。
ファッション通販サイト「LOCONDO（ロコンド）」を運営する田中裕輔社長が、MLBのアリゾナ・ダイヤモンドバックスからドジャース戦のスポンサー提案を受けたことから始まりました。
田中氏は、過去に大谷翔平選手の50号ホームランボールのオークションに参加。
惜しくも競り負けたものの、51号のボールを購入した経緯があり、そこからMLB関係者とつながりが生まれたのです。
スポンサー契約には“始球式の権利”も含まれており、「自分が投げるのはちょっと違う」と感じた田中氏が「おもしろくなるのは誰か？」と考え、真っ先に思いついたのが宮迫博之さんでした。
YouTubeを通じて交流があったという2人。
田中社長は「やっぱり宮迫さんがやったらオモロいんじゃないかな」と思いつき、オファーをしたとのこと。
真面目に挑んだ宮迫の始球式
迎えた試合当日、宮迫さんはドジャースの対戦相手であるダイヤモンドバックスのキャップをかぶり登場。
マウンドの前からの投球はワンバウンドとなったものの、大きな歓声を浴び、無事に始球式をやり遂げました。
「ふざけたらえらいことになると思ったので、真剣に投げました」と語る宮迫さん。
芸人魂よりも、敬意を込めた投球を選んだ姿勢が印象的です。
彼の額には汗がにじみ、緊張感がそのまま伝わってくるような瞬間でした。
このように、エンタメとビジネスの垣根を超えた“サプライズ演出”を仕掛けたのが、田中裕輔という人物です。
ロコンド田中裕輔のwiki風プロフィール
ここで改めて、田中裕輔氏のプロフィールを簡単にご紹介します。
名前：田中 裕輔（たなか ゆうすけ）
生年：1981年（現在43歳前後）
学歴：一橋大学経済学部 → カリフォルニア大学バークレー校MBA
職歴：マッキンゼー・アンド・カンパニー（最年少マネージャー）DeNA Global（米国支社 副社長）
2011年：ロコンド代表取締役就任（創業に関わる）
田中氏は一見、華々しい経歴の持ち主に見えますが、実はロコンド社長就任当初は地獄のような苦境からのスタートでした。
地獄から這い上がった異色の経営者
ロコンドは元々、ドイツ発のベンチャーキャピタル「ロケット・インターネット」の子会社として誕生しましたが、田中氏が社長に就任した頃には赤字続き。
社員200人を抱えながら売上は足りず、資金がショートする寸前という絶望的な状況。
しかし田中氏は、冷静かつ泥臭く、**「コスト削減 → 資金調達 → 売上回復」**という3ステップを愚直に実行。
なんとサンダルすら仕入れられない状態から、業界でも注目される黒字化企業へと成長させました。
しかも、彼が語る苦労話には演出がなく、どれもリアルで現場感にあふれています。
まるで火事の中で家族を背負って脱出するような修羅場をくぐり抜けたその姿は、多くの若手経営者たちに勇気を与えています。
評判は？賛否あるも“顔が見える経営者”として注目
田中裕輔氏の世間での評判は、いわゆる“真っ二つ”といったところです。
【肯定的な声】
「自ら顔を出して、会社の透明性を高めている」
「難局でも逃げずに向き合う姿勢に共感」
「広告戦略が革新的」
【否定的な声】
「目立ちすぎでは？」
「自己演出が強い」
確かに、SNSやメディアにも自ら登場するタイプの経営者は、日本ではまだ珍しい存在。
しかし、それこそが彼の強みです。
「ブランドとは誰か？」という問いに、“社長自身が答えになる”時代が来ていると感じさせられます。
最後に：宮迫起用に込められた「ユーモア×戦略」
宮迫博之さんを始球式に起用する――一見ただの話題作りのようでいて、実は**「視聴者が予想しない驚きを与える」「炎上を回避しつつユーモアを添える」「話題の中心に自社を据える」**という、マーケティングの三本柱が巧みに組み込まれた動きでした。
まるで、料理人がスパイスを一振りするように。少量でも全体の印象を変える力があるのです。
まとめ:宮迫博之のMLB始球式の裏には、ロコンド田中裕輔氏の仕掛けがあった
田中氏はエリート経歴の持ち主でありながら、実戦型の経営者ロコンドを倒産寸前から立て直し、話題性とSNS戦略で成長中賛否両論あるが、“顔のある経営者”として時代を先取りしている。
今後も田中氏がどんな“オモロい”仕掛けを打ち出してくるのか、目が離せません。
あなたの知らない次の話題も、実はすでに彼の戦略の中にあるかもしれませんね。
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