【BTSジョングク】帽子で謝罪理由は?何があった?英文がトランプパロディで炎上?

2025年6月、世界中のファンに衝撃が走りました。人気K-POPグループ「BTS(防弾少年団)」のメンバーであるジョングクが、リハーサル中に被っていた帽子が物議を醸し、SNS上で大炎上。

それを受けて本人が公式に謝罪するという事態に発展しました。

「ただの帽子で謝罪?」と首をかしげる方も多いかもしれませんが、その帽子に書かれていた“ある英語のフレーズ”が、国際的に敏感な意味を含んでいたためです。

本記事では、なぜその帽子が問題になったのか、ジョングクがどのように謝罪したのか、背景にある政治的・歴史的な文脈までわかりやすく解説していきます。


話題のきっかけは「帽子に書かれた英文」

問題の発端は、ジョングクが出演予定だった『HOPE ON THE STAGE FINAL』のリハーサル中に着用していた黒いキャップ。

そこには白い文字で、次のようなフレーズが刺繍されていました。

「Make Tokyo Great Again」

直訳すると「東京を再び偉大に」。

この表現そのものは一見するとポジティブに感じられますが、背景にある“元ネタ”が強烈でした。


「Make Tokyo Great Again」はトランプ元大統領のスローガンが由来?

このフレーズは、かつてドナルド・トランプ元米大統領が選挙戦で掲げていた「Make America Great Again(MAGA)」を模したものと考えられています。

「MAGA」はアメリカで国家主義的な文脈を持ち、特に移民排斥や白人至上主義を支持する人々のシンボルともなっていました。

そのため、“MAGAのオマージュ”とも言える「Make Tokyo Great Again」も、特定の政治的思想や歴史的な解釈を想起させる表現として捉えられてしまったのです。


韓国国内で炎上の理由|歴史的背景が影響

ジョングクは韓国出身のアーティストであり、当然ながらその発言や行動は韓国国内でも注目されます。

そして、韓国においてはこの「Make Tokyo Great Again」というフレーズが、日本統治時代の歴史を想起させるものとして敏感に受け取られました。

たとえば、「東京を偉大に戻す」という言葉が、「過去の帝国主義的な日本の姿を賞賛している」と解釈されたのです。

歴史的な経緯が絡んでくると、たとえ本人に意図がなくても炎上を避けることは難しくなります。

たとえるなら、火薬庫の前で無邪気にマッチを振ってしまったようなもの。爆発的な反応が起きるのも、ある意味では必然だったのかもしれません。


ジョングクの謝罪文全文|Weverseで公開

事態が拡大したことで、ジョングクはすぐに**ファンコミュニティ「Weverse」**を通じて謝罪のメッセージを発信しました。

「文に込められた歴史的・政治的な意味を十分に確認できず着用してしまったのは自分の過ちである」とし、帽子は即座に廃棄したとのこと。

また、「失望と不快を与えたことを重く受け止めており、どんな理由でも弁解の余地はない。

今後は行動一つ一つに責任を持ちたい」との誠意ある言葉も並び、誠実さが感じられました。


着用していた帽子はどこのブランド?

問題となった帽子は、日本発のユニセックスブランド**「BASICKS(ベイシックス)」**が販売していた商品で、価格は13,200円。

BASICKSは「日常と非日常の循環」をテーマにしたコンセプトブランドで、シンプルながらもメッセージ性を強く持つデザインが特徴です。

デザイン的にはあくまでストリートファッションの文脈で作られたものと思われますが、今回のように国際的な感度が問われる場面では、その“強い言葉”が問題視されやすいのが現実です。


SNSの反応|日本と韓国で違いも

日本国内の声

日本では比較的穏やかな反応が目立ちました。

  • 「すぐ謝罪したのは偉い」
  • 「そもそも問題にするほどのことじゃない」
  • 「デザインとして着てただけでしょ」

という意見が多く、ジョングクを擁護する声が多数見受けられました。

韓国国内の反応

一方、韓国では「自国の歴史を軽視している」といった批判が殺到。

とくに芸能人は“国の代表”というような目線で見られるため、些細な行動が大きな問題として取り上げられがちです。


実はBTS、過去にも類似の騒動が…

今回の騒動を受けて、「またか…」という声もありました。というのも、BTSの別のメンバー、ジミンが過去に原爆を連想させるTシャツを着用していたことが問題となった経緯があります。

この時も同様に「意図はなかった」として謝罪し、事態の沈静化を図りました。

こうした事例は「言葉の力」や「イメージの影響力」の強さを物語っています。ファッションは自由である一方、公共の場での表現には注意が必要なのだと再認識させられる一件です。


今後への教訓|グローバルスターの責任とは?

ジョングクのように世界中から注目される立場にある人ほど、日々の言動や衣装がどのような意味を持つかに敏感でなければなりません。

何気なく選んだアイテムひとつが、思いもよらぬ波紋を呼ぶこともあります。

今回の件は、彼自身にとっても「学びの機会」だったに違いありません。


まとめ|帽子は“ただの帽子”ではなかった

ジョングクの帽子騒動は、ただのファッションミスでは片づけられないほどの国際的・政治的な背景を含んでいました。

とはいえ、彼の迅速かつ誠実な謝罪対応によって、多くのファンの信頼は保たれているようです。

政治とファッション、過去と現在、表現と受け取り方…それぞれの交差点で起きたこの騒動から、私たちも何かを学ぶべきかもしれません。

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