【横山裕】マラソン辞退せず走る理由は何?

2025年8月30日、日本テレビ系列で放送される『24時間テレビ48』で、SUPER EIGHTのメンバー・横山裕さんがチャリティーマラソンに挑む姿が注目を集めています。数多くの著名人が走ってきたこの恒例行事に、今年はグループ最年長の彼が出場を決意しました。

走る理由について、表面的には「チャリティー」や「番組の企画」といった言葉で片づけられがちですが、今回の横山さんの選択には、それ以上に深くて重い背景があります。本稿では、彼がなぜ辞退せずに“あえて走る”ことを選んだのか。その真意と、そこに込められた過去との向き合いについて掘り下げていきます。


■ 決意の背景:「自分の過去を支援の力に変える」

横山裕さんがチャリティーマラソンへの参加を決断した背景には、彼自身の生い立ちと家族との絆が大きく影響していました。表向きの発表では「子どもたちへの支援のため」という理由が語られていましたが、実際には**“過去の自分”と重ね合わせて見ていた子どもたち**の存在が、走る力になっていたのです。

彼は3歳の頃に両親が離婚。母親のもとで育てられ、決して裕福とは言えない生活の中、常に“子どもファースト”で接してくれた母親に深く感謝していると語っています。母の再婚後、義父との関係は難しく、家庭内での居場所のなさを感じることもあったそうです。

そんな不安定な環境の中で支えになっていたのが、6歳下と8歳下の2人の弟たちでした。兄として彼らを守る責任感、そして「この子たちのために自分が何とかしないと」という強い思いが、現在の彼の原点となっているのです。


■ 建設作業員からアイドルへ──異例のキャリアの裏にある“使命感”

中学卒業後、横山さんは高校進学を選ばずに建設会社に就職。家計を助けるための選択でした。当時、ジャニーズ事務所に所属し始めたばかりの彼は、日中は工事現場で働き、夜はダンスや歌のレッスンに通うという、過酷な二重生活を送っていました。

他のジュニアたちとは違い、彼には生活費を稼がなければならない理由がありました。アイドルになることが「夢」であると同時に、それは**家族を支える“手段”**でもあったのです。


■ 母の急逝と弟たちの施設入所──試練の中で問われた「家族とは」

やがて母親が病に倒れ、さらに義父との再度の離婚という苦難が襲います。生活はますます困難となり、弟たちは児童養護施設に預けられることに。当時、東京で芸能活動を本格化させていた横山さんは、弟たちと離れて暮らす現実を受け入れざるを得ませんでした。

しかし、その状況を放置することはできず、「自分が弟たちを支える」と心に誓います。生活の全てを弟たちのために捧げる覚悟で仕事に打ち込む日々。実際、弟たちの学費や生活費を支援し、三男が税理士として独立するまで面倒を見たというエピソードもあります。

今回のマラソン参加も、そんな家族への責任感から来ているのかもしれません。


■ 20年ぶりの訪問──児童養護施設で知った「知らなかった弟の想い」

チャリティーランナー就任後、横山さんは弟たちがかつて生活していた児童養護施設を訪問しました。実に20年ぶりとなるこの訪問で、彼は施設のスタッフから当時の弟たちの様子を聞くことになります。

施設の日誌には、兄の姿をテレビで見つけた弟が「きみ兄ちゃんだ…」と呟き、先生にしがみついて喜んだことや、再会の瞬間に満面の笑顔を見せたことなどが記されていました。その記録を目にした横山さんは、胸が締めつけられるような想いに襲われたといいます。

「当時、弟たちはどんな気持ちだったんだろう」
「自分は本当に兄としてできることをしていたのだろうか」

そんな問いに対して、今回のマラソンは**“答えを出すための行動”**でもあるのかもしれません。


■ 子どもの貧困問題に対する強い関心と共感

また、横山さんは単に自分の過去に向き合うために走るわけではありません。彼が心を寄せるのは、いま現在も支援を必要とする子どもたちです。

番組では、彼がシングルマザー家庭を訪れ、実際に経済的困難を抱える子どもたちの声に耳を傾ける様子も放送されます。2024年にやす子さんが同番組内で行った募金マラソンの支援が、子どもたちにどれだけ喜ばれていたかも確認したとのこと。

「かつての自分や弟たちと同じような環境にある子どもたちに、少しでも希望を与えたい」
それが、横山さんが“辞退せずに走る”ことを選んだ理由のひとつです。


■ メンバーたちが語る「努力を人に見せない男」

SUPER EIGHTの他のメンバーたちも、横山さんの選出には全面的に賛同しています。

彼らは、横山さんのことを「人が見ていないところで努力する人」「頼れる存在」と語り、「なぜ今になって自分の過去を語ろうとしているのか」と聞かれたとき、「誰かの背中を押すことができるなら」と考えているに違いない、とも話していました。

決して目立つ性格ではない横山さんが、ここへきてあえて自らの過去を公にするのは、“誰かの支えになりたい”という思いが勝ったからに他なりません。


■ マラソンに込めた想い:「走る」ことの意味

ランナーに選ばれたとき、横山さんはこう語っています。

「走ることで、何かが変わるなら、走りたい」

その言葉通り、彼にとってマラソンは単なるチャリティーイベントではなく、**人生の“区切り”と“再出発”**でもあるのです。

走ることで過去にけじめをつけ、同時に新たな使命を持って次のステージへ進む。横山裕さんの姿からは、そんな覚悟と希望が感じられます。


■ 最後に──“自分の人生を、誰かの希望に”

過去の自分を曝け出し、苦しかった記憶にも向き合いながら、それを他者の救いへと昇華させようとする横山裕さんの姿勢には、ただの芸能人という枠を超えた人間的な魅力があります。

24時間テレビのマラソンは、毎年多くの賛否を巻き起こす企画ですが、今回に限っては、彼の人生を知ることで、走ることの意味をもう一度考え直す機会になるのではないでしょうか。

彼の走りは、かつての弟たちへの思い、そして今困難に立ち向かうすべての子どもたちに対しての“応援”です。

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