アニソン界を中心に人気を博してきた音楽ユニット・GARNiDELiA（ガルニデリア）が、2025年9月2日付で無期限の活動休止を発表しました。
代表曲『ambiguous』（アニメ『キルラキル』主題歌）や『極楽浄土』など、国内外で多くのファンを魅了してきたユニットなだけに、突然の報告に驚きと混乱の声が広がっています。
特に注目されているのが、ボーカルのMARiA（メイリア）さんがこの決定を知らされていなかったという事実。今回は、この活動休止の背景や経緯、ファンや業界の反応について詳しくご紹介します。
発表された活動休止の概要
GARNiDELiAは、コンポーザーのtokuさんとボーカリストのMARiAさんによる2人組ユニット。2010年の結成以降、数々のアニメ主題歌やゲーム音楽を手掛け、独特の世界観と楽曲で熱烈なファン層を築いてきました。
公式サイトでの発表内容
公式サイトとtokuさんのX（旧Twitter）アカウントでは、次のようなコメントが掲載されました。
「MARiAとともに奏でてきた音楽は、私たちにとってかけがえのない宝物でした。ファンの皆さまには感謝の気持ちしかありません。」
また、発表と同時に年内に予定されていたツアーの全公演の中止も発表され、特に注目されていた「GARNiDELiA stellacage tour 2025 [PROGRESS]」のキャンセルが報告されました。
tokuさんは「期待してくださっていた皆さまには大変申し訳ない」と謝罪し、チケットの払い戻し対応についても順次案内されるとしています。
メイリアの反応に波紋広がる
この発表後、MARiAさんは自身のXアカウントで該当ポストを引用し、「えっ！？」という短いコメントを投稿。
さらにその後、「私も事前に知らされておらず驚いています。ファンの皆さんを混乱させてしまって本当にごめんなさい。整理がつき次第、きちんとご説明します」と投稿しています。
このように、ユニットの一員であるボーカルが活動休止を事前に把握していなかったという異例の事態に、ファンの間でも混乱が広がりました。
なぜ突然の活動休止？考えられる背景や理由
今回の活動休止について、公式発表では具体的な理由が明かされていません。しかし、MARiAさんの反応やファンの考察などから、いくつかの可能性が浮かび上がってきます。
① メンバー間の意見の食い違い？
最大の注目点は、やはり「MARiAさんが活動休止を知らされていなかった」という事実です。音楽ユニットという性質上、重要な決断は通常、メンバー間で話し合いが行われるもの。しかし今回は、tokuさんが一方的に発表したような形になっており、内部での意思疎通のズレがあったのではと推測されています。
② スケジュールや方向性の違い？
長年活動を続ける中で、音楽性や今後の方向性についての違いが出てきた可能性もあります。近年、GARNiDELiAは中国をはじめとするアジア圏での活動が活発化しており、個々の活動スタイルにも変化が見られていました。
そのような中で、「GARNiDELiAとしての活動をいったんリセットしたい」という意向が一部で強まったのかもしれません。
③ 外部要因による制限の可能性も
活動休止の背景には、契約やマネジメントの問題、あるいは体調面や精神的な疲労といった、外からは見えにくい事情も考えられます。MARiAさんのリアクションを見る限り、少なくとも健康上の理由ではなさそうですが、tokuさん側に何らかの事情があった可能性は否定できません。
ファンと音楽業界の反応は？
この突然の活動休止に対し、SNSでは驚きと戸惑いの声が多数投稿されています。
ファンの声
- 「活動休止もショックだけど、メンバーが知らされてなかったのが一番驚いた」
- 「メイリアさんの表現力が大好きなので、何があっても応援します」
- 「せめて最後にライブを見たかった…」
長年応援してきたファンにとっては、ツアー中止も含めて大きなショックだったようです。一方で、MARiAさんを気遣う声や、今後のソロ活動を期待する意見も目立ちます。
音楽業界関係者の見解
ある音楽業界関係者は、「GARNiDELiAは海外ファンとの結びつきが非常に強く、特に中国では“K-POP級”の人気がある。今回の活動休止で、その市場に与える影響は小さくない」と指摘。
さらに、「情報の共有ができていないことは今後の信頼関係にも影響する可能性がある」とも述べており、GARNiDELiAの再始動には時間と整理が必要だと見られています。
※この記事は2025年9月現在の情報に基づいて執筆しています。今後の続報や本人の発信内容により、内容が更新される可能性があります。
コメント