SNSを中心に絶大な人気を誇っていたコスプレイヤー・柳丸（やなぎまる）さんが、2025年9月16日に逝去されたことが26日に公表されました。
X（旧Twitter）に投稿されたご家族による報告文には、これまで応援してくれたファンへの感謝とともに、長期の闘病生活を経て静かに息を引き取られたことが記されています。
SNS上では「信じられない」「まだ若いのに」「ご冥福をお祈りします」など、多くの追悼メッセージが寄せられており、突然の訃報に多くのファンが深い悲しみに包まれています。
◆ 死因や病気の名前は？長期入院していた理由とは？
▼ 公式発表では「病気による死去」とのみ
2025年9月26日、柳丸さんのXアカウント（@koharuuuuuuuu）にて、ご親族による訃報の声明が投稿されました。文中では、
「かねてより闘病を続けてまいりましたが、令和7年9月16日に安らかに永眠いたしました」
とされており、死因は**「病気によるもの」**とだけ記載されています。
病名や具体的な症状、発症時期などの詳細は明かされていません。ご家族の意向により、プライバシーを尊重した発表となったものと思われます。
▼ 過去に「長期入院」を公表していた
柳丸さんは2024年11月ごろ、自身のSNSにて**「体調不良により長期入院する」**旨を明かしていました。
その後、SNSでの更新頻度も大きく減り、イベントや撮影会への参加も見送られることが多くなっていたため、ファンの間では**「回復を願う声」**が多く寄せられていた状態でした。
とはいえ、本人の口から具体的な症状や治療内容について語られたことはなく、突然の訃報に対して驚きを隠せないファンも多く見受けられます。
◆ 本名・年齢・出身地などのプロフィールは非公開？
柳丸さんは、ネット上での活動を軸にしていたため、プライベートな情報は極力伏せていたようです。
現在わかっているプロフィールは以下の通りです：
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 活動名 | 柳丸（やなぎまる） |
| 別称 | 軟体コスプレイヤー、よく曲がる人 |
| 本名 | 非公開（SNSや取材でも未発表） |
| 年齢 | 非公開（20〜30代と推測される） |
| 出身地 | 不明（取材等での言及なし） |
| 活動拠点 | 関東圏？（撮影会やイベントからの推測） |
| 活動開始時期 | 2010年代後半〜（Xでの投稿履歴より） |
コスプレイヤーとしての活動を通して人気を博していたものの、本名や年齢、生年月日などの個人情報は一貫して公開されていませんでした。
ファンの中には「謎の多い存在がまた魅力的だった」と話す人も多く、彼女の慎ましい姿勢が好感を得ていたようです。
◆ 柳丸さんの特徴：「軟体」×「開脚グラビア」で話題に
▼ SNSフォロワー数は驚異の66万人以上
柳丸さんの最大の特徴は、なんといっても驚異的な柔軟性を活かしたコスプレ表現です。
特に有名なのが、**「大開脚グラビア」「Y字バランス」「180度開脚」**といった、“体の柔らかさ”を前面に出したポージング。
SNSでは「よく曲がる人」「人間離れしたポーズ」として瞬く間にバズを起こし、Xのフォロワー数は66万人以上にまで膨れ上がっていました。
▼ コスプレのきっかけは『テニスの王子様』
ENTAME nextのインタビューによると、コスプレを始めたきっかけは、人気漫画『テニスの王子様』。
不二周助のキャラに惹かれ、友人の誘いでコスプレデビューを果たしたとのことです。
柳丸という名前も、『テニスの王子様』に登場する「柳 蓮二（やなぎ れんじ）」から取ったというエピソードが語られています。
◆ 活動の軌跡：仲間内から世界へ
▼ 少年漫画の男キャラ中心 → 女キャラへ転向
コスプレ活動初期は、『テニプリ』『NARUTO』『弱虫ペダル』などの少年漫画系の男性キャラクターが中心だったそうです。
その後、『Fate/Grand Order』をきっかけに女性キャラにも挑戦するようになり、衣装のバリエーションも一気に拡大。制服・チアガール・陸上部衣装など、キャラクターに縛られない幅広い“なりきり”も得意としました。
▼ 撮影会やコミケへの参加も徐々に
活動初期は「家での自撮り」や「友人と少人数での合わせ」がメインだった柳丸さんですが、人気が上がるにつれ、撮影会やコミックマーケット（コミケ）への参加も増加。
C101（2022年）では、自身のサークルとして初参加するなど、精力的に活動の場を広げていました。
◆ “死後”も残る、柳丸さんの功績と影響力
彼女の訃報とともに発表されたのが、公式SNSおよびファンクラブの閉鎖予定です。2025年11月末をもって、これまでの投稿や交流の場は終了するとのこと。
しかし、彼女がこれまでにSNS上で生み出してきたインパクトや表現方法、コスプレという枠を超えた“身体表現の自由さ”は、後進のコスプレイヤーやパフォーマーたちに大きな影響を与えています。
◆ ファンの声：「ありがとう」「一生忘れません」
柳丸さんのX投稿欄には、以下のようなファンの声が数多く寄せられています：
- 「涙が止まらない。たくさんの感動をありがとうございました」
- 「病気と闘っていたこと、知らなかった…本当にすごい人だった」
- 「柔軟な身体もだけど、柔らかい心を持った方だったと思います」
- 「天国でも好きなキャラのコスプレして楽しんでね」
SNSの時代において、“一方的に知っていただけ”の存在が、これほどまでに多くの人の心に残ることの意味の重さを痛感します。
◆ まとめ：柳丸さんは「生き様」そのものがコスプレだった
SNS時代の象徴とも言えるコスプレイヤー・柳丸さん。
本名や年齢、素顔さえも明かさずに、自身の「表現」だけで多くの人を魅了してきました。
その生き様はまさに、コスプレ＝自己表現という文化の体現者であり、「自分の好き」を全力で貫いた人だったと言えるでしょう。
突然の別れはあまりに悲しく、残念ではありますが、柳丸さんが残してくれた作品・投稿・笑顔は、今後も多くの人の記憶に残り続けることでしょう。
どうか安らかにお休みください。心からご冥福をお祈り申し上げます。
コメント