日本を代表する女優の一人、米倉涼子さん(50)。
ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』をはじめ、数々の作品で圧倒的な存在感を見せてきましたが、
ここ最近、彼女の体調をめぐる不安が広がっています。
9月中旬に予定されていたイベントを立て続けにキャンセル。
その後、自宅前に多くの報道陣が集まるほど騒然となり、
「米倉さんに何が起きたのか?」とファンの間で心配の声が上がっています。
■ 相次ぐイベント中止 ― ドタキャン報道の真相
最初に異変が報じられたのは、9月17日に開催予定だったファッションイベント。
この日、米倉さんはゲストとして登壇する予定でしたが、当日になって急遽キャンセル。
主催者側には「体調の都合により欠席」とだけ伝えられたといいます。
さらに、9月25日に予定されていた高級車ブランド「ジャガー・ランドローバー」の
プレス発表会にも出演予定でしたが、こちらも直前で辞退。
米倉さんは同社の新アンバサダーに就任する予定だったため、
突然の降板に関係者の間でも驚きが広がりました。
関係者への通知には、
「事務所側からの申し出により」
としか書かれておらず、詳しい理由の説明はなし。
結果として発表会そのものが中止になるという異例の事態となりました。
■ 体調不良の背景 ― 再発の懸念もある“持病”
米倉涼子さんは、これまでも度々持病との闘いを公にしています。
● 2019年:低髄液圧症候群を発症
この病気は、脳脊髄液が漏れ出すことで頭痛やめまい、倦怠感などが起こる難治性疾患です。
長期間にわたって激しい頭痛やふらつきに悩まされ、
仕事を続けることが難しいほどの症状に苦しんだ時期もありました。
● 2021年:腰の障害で歩行困難に
続いて2021年には、「急性腰痛症および仙腸関節障害」と診断。
これは骨盤と背骨をつなぐ関節に炎症が起こるもので、
ひどい場合は立つことすら困難になるほどの痛みを伴う疾患です。
この影響で、2022年9月に主演予定だったブロードウェイミュージカル『CHICAGO』を降板。
その後手術を受けて一時的に回復し、復帰も果たしていましたが、
完治は難しい病気とされ、現在も慢性的な痛みを抱えているといわれています。
■ 「恩人」西田敏行さんのお別れ会で見せた異変
女性自身の取材によると、2024年10月に亡くなった俳優・**西田敏行さん(享年76)**の
お別れ会に出席した際、米倉さんの様子に異変が見られたといいます。
彼女は献杯の際にだけお酒を口にしたものの、
その後は一切グラスに手をつけなかったとのこと。
かつては“酒豪”として知られ、スタッフと朝まで飲み明かすこともあった米倉さんだけに、
この変化に周囲も驚きを隠せなかったそうです。
関係者によると、彼女は持病の悪化を防ぐために断酒を始めたとのこと。
仙腸関節障害はアルコール摂取によって炎症が悪化する可能性があり、
仕事を続けるために体を第一に考えた判断だったようです。
■ 西田敏行さんの影響と「断酒」への決意
米倉さんが断酒を決意した背景には、亡き西田敏行さんの存在もあるといいます。
西田さんも生前、病気をきっかけにお酒との付き合い方を改めており、
米倉さんはその姿勢に強く影響を受けたと語られています。
「西田さんは、彼女にとって“恩人”と呼べる存在。
芸能界での生き方や人との向き合い方を教えてくれた大切な先輩です。
彼のように、健康と向き合いながらも役者として生き続けたい――
そう考え、米倉さんは断酒を決めたようです。」
(芸能関係者)
長年、撮影現場や舞台でハードワークを続けてきた米倉さん。
50歳を迎えた今、健康と仕事の両立に真剣に向き合っているようです。
■ SNSの声 ― 「無理せず休んで」「ゆっくり治して」
今回の“ドタキャン報道”を受け、SNS上では心配と励ましの声が相次ぎました。
「しんどいなら、しっかり休んでほしい」
「完治は難しい病気だから、無理しないで」
「元気になったら、また米倉さんの演技を見たい」
ファンだけでなく、共演経験のある俳優仲間からも
「彼女はプロ意識が強すぎる」「限界まで頑張ってしまう」と
その“ストイックさ”を心配する声が多く上がっています。
■ 一時活動休止も? 現在の近況と所属事務所の対応
米倉さんの所属事務所は、今回の件について
「本人の体調を最優先に対応している」とコメントするに留めています。
一部報道では「しばらく静養期間に入るのでは」との見方も出ています。
ここ数年、彼女は大きな舞台や映像作品への出演を控え、
プロデュース業や海外プロジェクトへの関わりに比重を置いていました。
この動きも、体調を考慮したスケジュール調整の一環だったのかもしれません。
■ 低髄液圧症候群・仙腸関節障害とは?
ここで、米倉さんが患っているとされる2つの疾患について簡単に解説します。
● 低髄液圧症候群(CSF漏出症)
脳や脊髄を守る「髄液」が漏れ出すことで、
頭痛・めまい・吐き気・集中力低下などが起こる病気。
長時間の立位や動作で症状が悪化することも多く、
日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
● 仙腸関節障害
骨盤の中央付近にある仙腸関節が炎症を起こすことで、
腰や下肢に痛みが走る病気。
立つ、歩く、座るといった動作のたびに激痛が走り、
俳優のような長時間の立ち仕事には非常に負担の大きい疾患です。
■ 一部報道では「再発の兆候」も
米倉さんは手術後、一時期は順調な回復を見せていましたが、
近しい関係者によれば、最近になって再発の兆候が見られていたといいます。
長時間の立ち仕事やヒールの着用、舞台での緊張などが続くと、
腰や関節への負担が増し、再び痛みが出ることがあるそうです。
そのため、関係者の間では「無理をさせるわけにはいかない」と
スケジュールの見直しを行っていたといわれています。
■ 女優としての責任感 ― “プロ意識の高さ”が裏目に?
米倉さんといえば、どんな現場でも“完璧”を求める女優として知られています。
『ドクターX』の撮影中も、体調が悪くても代役を立てることを嫌がり、
「自分で演じ切る」と主張したという逸話があるほど。
こうした強いプロ意識が彼女の魅力である一方、
それが体を追い詰める原因にもなっているといわれています。
関係者の中には、
「米倉さんは“仕事を断ること=プロ失格”と思っている節がある」と話す人も。
だからこそ、今回の“イベント辞退”は、相当な決断だったに違いありません。
■ ファンの願いはただひとつ「元気な姿で戻ってきて」
米倉涼子さんは2025年現在、50歳。
年齢を重ねてもなお第一線で活躍し続ける稀有な女優です。
女優としてのキャリアも、人間としての生き方も、
「強さ」と「誠実さ」に裏打ちされた彼女らしさそのもの。
今回の体調不良をきっかけに、どうかしっかり休養を取り、
再びあの笑顔と力強い演技を見せてほしい――
それが多くのファンの願いです。
■ まとめ:米倉涼子の現在と今後
- 9月のイベントを相次いで体調不良で欠席
- 低髄液圧症候群・仙腸関節障害などの持病を抱えている
- 「恩人」西田敏行さんの影響で断酒を決意
- 現在は治療・静養を優先、復帰時期は未定
- ファンからは「無理せず元気になってほしい」との声多数
女優・米倉涼子――
華やかなキャリアの裏には、長年の闘病と努力がありました。
今はただ、彼女が心身を取り戻し、再び輝く日を静かに待ちたいものです。
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