【高校サッカー】東福岡対興国で誤審?オフサイドではない?

2026年1月2日に行われた全国高校サッカー選手権大会・3回戦、伝統校・東福岡高校と関西の新興勢力・興国高校の一戦は、白熱した展開とともに、ひとつの判定をめぐって大きな波紋を呼んだ。

東福岡は2-1とリードしたまま、試合終了間際の後半アディショナルタイムに突入。しかし、その土壇場で興国が同点弾を挙げる。このゴールが、「オフサイドだったのではないか?」との疑念を呼び起こしている。結果的に試合はPK戦に突入し、東福岡が敗退することとなったが、SNS上では“誤審”を指摘する声が続出。公平性や判定の正確さについての議論が過熱している。

本稿では、この判定をめぐる詳細、ルール上の見解、実際の映像・目撃者コメント、そして今後の高校サッカー界の課題までを多角的に考察する。


■ 事件の経緯:ゴールに直結した“ラストプレー”

試合は序盤から一進一退の攻防が続き、2-1と東福岡がリードしたまま終盤へ。後半アディショナルタイム、興国はロングスローを起点に攻め込み、ゴール前の混戦から1年生フォワード・笹銀志選手がボールを押し込み同点に追いついた。

しかしこの場面で、東福岡側は複数の選手がラインズマンへ即座に抗議。笹選手が「明らかにオフサイドポジションにいた」と主張したのだ。映像では確かに、笹選手がゴールラインよりも外(エンドラインの延長上)にいたようにも見える。

オフサイドか否かは、サッカーにおける最も判断が難しい局面の一つだが、今回は特に「ボールに触れた時の位置」「プレーへの関与」「守備側選手の配置」などが極めて微妙なタイミングで重なっていた。


■ 視聴者・有識者の見解:大多数が“オフサイド疑惑”を支持

試合後、Yahoo!知恵袋などネット上では、「あれは完全にオフサイドだった」という声が相次いだ。

ある投稿者は「興国の選手は明らかにライン外にいた。ルール上はフィールド外にいても、プレーに関与していればオフサイド対象になる」と指摘。また、「副審は何を見ていたのか?」「主審との連携不足では?」と、審判団への疑問を呈するコメントも多く見られた。

一方で、少数派ながら「東福岡の選手2人がゴールライン上にとどまっていたのでは?」との指摘も。これはオフサイドの判定基準にかかわる重要な要素であり、守備側選手が2人以上ゴールライン上またはそれに近い位置にいれば、攻撃側選手はオフサイドにならない可能性もある。


■ ルール上はどうだったのか?|ゴールライン外の選手は対象?

FIFAおよびIFAB(国際サッカー評議会)の規則では、「攻撃側選手がプレー中にピッチの外にいて、再度フィールド内に戻った場合」「明らかにプレーに関与した場合」は、オフサイドポジションにいたとみなされる。

さらに、「相手ゴールラインの外に出ている選手は、ゴールライン上にいるものと見なされる(つまり最終ラインの選手と同じ位置)」という解釈も存在する。

今回のケースでは、興国の選手がボールに触れた瞬間にゴールライン外にいたが、守備側(東福岡)の選手が2人以上ゴールライン上にいたかどうかがカギとなる。もし誰もライン上に残っていなかった場合、その瞬間はオフサイドが成立するという見解が強まる。


■ ビデオ判定(VAR)があれば防げたか?

この判定が全国的に注目を集めた背景には、近年のプロサッカーシーンにおけるVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の普及がある。Jリーグはもちろん、W杯でも頻繁に活用されているVARだが、高校サッカーでは導入されていない。

Twitter上では、「テレビ中継があるならVAR導入してもいいのでは?」「あれだけの試合で誤審があっては納得できない」といった意見が溢れた。

もちろん、VARにはコスト・機材・人員の問題があるため、全国の高校サッカー会場すべてに導入するのは現実的ではない。しかし、準々決勝以降や、全国大会レベルに限った試験的導入は今後の議論の余地があるだろう。


■ 東福岡の選手たちの無念と、それでも戦い抜いた誇り

判定により追いつかれた東福岡は、そのままPK戦に突入。惜しくも4-5で敗退し、今大会での姿を消した。

試合後、東福岡の選手たちは涙を流しながらピッチを後にしたが、指導陣や関係者の間からは「最後まで粘り強く戦った選手たちを誇りに思う」「こういう悔しさを乗り越えて、彼らはさらに強くなる」といった言葉が聞かれた。

誤審に泣いたという見方もあるが、それでも選手たちが全力で戦い、観客を魅了した事実は変わらない。


■ 今後の課題:判定の透明性とサポート技術の導入

今回の騒動は、単に一試合の誤審かどうかという話に留まらない。より大きな視点で見れば、高校サッカー界全体が抱える構造的課題を浮き彫りにしたといえる。

  1. 審判育成と制度整備
      高校年代でも重要な一戦には、より経験豊富な審判を配置すべきとの声がある。副審・主審間の連携の再確認も急務だ。
  2. 一部試合でのVAR導入
      すべての試合での導入は現実的ではなくとも、全国大会や準決勝以上など、導入可能な範囲で技術支援を活用していくべきではないか。
  3. ルール理解の普及
      選手・監督・ファン・観客の間でも、最新のルールやその運用について理解が進むことで、誤解や混乱を減らすことができる。

■ 最後に:未来に向けて、“悔しさ”を力に変えて

スポーツには、常に判定や偶然、運命といった要素が付きまとう。だからこそ、判定が覆らない高校サッカーの舞台での“一瞬”は、選手たちにとって極めて重い意味を持つ。

今回の東福岡 vs 興国戦は、その象徴的な事例となった。誰が悪いわけでもない。だが、このような判定が二度と“運命”を左右しないよう、競技全体の環境整備が求められている。

そして何より、ピッチ上で悔しさを味わった東福岡の選手たちが、この経験を糧にそれぞれの未来で輝いてくれることを願ってやまない。


▼要点まとめ(概要)

  • 東福岡 vs 興国戦の同点ゴールに“誤審疑惑”
  • ゴールライン外にいた興国選手に対してオフサイド適用の可能性
  • ネット上では「オフサイドだった」という声が多数
  • ルール解釈上、東福岡側の最終ライン位置がカギ
  • VAR未導入の高校サッカーにおける判定リスクが露呈
  • 審判制度やビデオ判定の導入是非が今後の課題
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