2025年5月17日、漫画界に深い悲しみが広がりました。
プロレス漫画の巨匠として知られる原田久仁信(はらだ・くにのぶ)さんが、5月7日に心筋梗塞のため死去していたことが報じられたのです。
享年73歳。
『プロレススーパースター列伝』をはじめとする多くの熱血劇画作品で知られ、昭和から令和にかけて格闘技漫画を描き続けた原田さんの死は、長年のファンにとって大きな喪失といえるでしょう。
この記事では、そんな原田久仁信さんの家族構成や結婚生活、奥様のコメント、そしてお子さんについて、現在わかっている情報をもとにまとめました。
■ 原田久仁信さんの訃報:心筋梗塞で死去
報道によると、原田久仁信さんは2025年5月7日に心筋梗塞のため急逝。
亡くなる直前まで、漫画関連のイベントである「プロレスフリマ」への参加を楽しみにしていたとされ、突然の訃報に関係者も驚きを隠せなかったようです。
2024年にも体調を崩していたという情報は見られず、まさに“元気なまま逝ってしまった”という印象です。
日々作品制作やイベント参加に励んでいた方だけに、「信じられない」「もっと作品を読みたかった」というファンの声が続出しています。
■ 原田さんの妻(嫁)からのコメント
原田さんの訃報と同時に、奥様から読者への感謝の気持ちを込めたコメントが発表されました。
その中で印象的だったのは、以下のような言葉です。
「主人が心筋梗塞のため73歳の人生を閉じました。本日5月17日のプロレスフリマに向けて楽しみに準備をしていたので残念でなりません。子どものころからの夢だった漫画家になることができ、プロレスファンに愛される作品を描くこともできました。悔いのない人生だったと思います。」
まさに、**漫画とプロレスに人生を捧げた男を支えてきた“伴侶の言葉”**そのものであり、長年二人三脚で歩んできた夫婦関係がうかがえる温かいメッセージでした。
また、「悔いのない人生だったと思います」という一節には、創作家としての完成された人生、そして家族としての誇りも感じ取れます。
■ 子どもはいる?家族構成は非公表だが…
原田さんの家族構成については、妻以外の情報は明確には公表されていません。
報道でも「近親者のみで葬儀を執り行った」とあるのみで、子どもに関する直接的な記述はありませんでした。
ただし、73歳という年齢や「長年の創作活動を支える家族がいた」という前提を考えると、子どもやお孫さんがいても不思議ではない年齢ではあります。
創作活動の合間にも「家庭」を大切にしていたことは、ファンの間でも知られていたため、「きっと家庭内でも優しい父だったのではないか」という声もSNSでは見受けられます。
■ 葬儀は「近親者のみ」で実施、静かな見送り
2025年5月7日の逝去後、葬儀はごく限られた親族だけの密葬形式で行われたとのこと。
喪主の名前などは明かされていませんが、妻の存在が確認されているため、おそらく奥様が主導して見送られたものとみられます。
このような形にした背景には、原田さんが静かに逝きたいという思いや、遺族のプライバシーに対する配慮があったのかもしれません。
また、今後ファン向けのお別れ会や追悼イベントなどが開催される可能性もあり、今後の出版社や関係者の発表に注目が集まります。
■ 原田久仁信さんの代表作と功績
最後に、原田さんが遺した名作の数々と、その功績を簡単におさらいしておきましょう。
- プロレススーパースター列伝(原作・梶原一騎):1980年〜、『週刊少年サンデー』連載
- 男の星座:梶原一騎の自伝的作品。熱い魂のぶつかり合いを描写
- プロレス地獄変:宝島社より刊行
- KIMURA:原作・増田俊也。伝説の柔道家・木村政彦を描いた作品
いずれも、**男たちの闘志・信念・不屈の精神を描いた「格闘ロマン」**とも言える作品群で、特に「プロレス×劇画」の表現スタイルを確立した功績は大きいと言えます。
■ 感想:情熱と“昭和魂”を描き続けた漫画家
筆者にとって、原田久仁信さんの作品は、まさに“昭和の男”を感じさせる力強さにあふれていました。
線の太さ、目の力、セリフの重み——どれもが今の時代にはなかなか見られない“骨太な熱量”を持っていました。
たとえば、試合に負けたレスラーが「だが、俺の魂は折れてない」と叫ぶ場面には、思わず涙を流した記憶があります。
そうした魂の叫びを描ける作家は、今では本当に貴重な存在でした。
■ まとめ:原田久仁信さんの家族、そして“格闘漫画”への功績
- 原田さんは2025年5月7日に心筋梗塞で死去(享年73)
- 妻が読者への感謝とともに、悔いのない人生だったとコメント
- 葬儀は近親者のみで執り行われた
- 子どもの存在については公表されていない
- 格闘漫画の礎を築いた巨匠として多くの功績を遺す
これから先、原田さんの作品を読んだ若い世代が「自分もこういう熱い作品を描きたい」と思ってくれることが、最大の供養になるのではないかと感じます。
原田久仁信さんのご冥福を、心よりお祈りいたします。
※本記事は、公開情報に基づいて構成された内容であり、個人の尊厳・プライバシーを尊重しながら執筆されています。
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