青山学院大学陸上部に所属し、駅伝界で注目を集めていた皆渡星七（みなわたり せな）さんが、2024年11月に悪性リンパ腫と診断され、その後の闘病生活の末、2025年2月19日に亡くなったことが報じられました。
彼は強い意志を持ち、「がんになっても箱根を目指したい」と語っていたことで、多くの人々の心を動かしました。
この記事では、皆渡星七さんの生年月日や学歴、彼のこれまでの歩みについて詳しく紹介します。
皆渡星七のプロフィール
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 皆渡 星七（みなわたり せな） |
| 生年月日 | 2004年2月2日 |
| 出身地 | 大阪府豊中市 |
| 身長・体重 | 178cm・60kg |
| 所属大学 | 青山学院大学 経営学部 |
| 出身高校 | 関西大学北陽高校（大阪府） |
| 出身中学校 | 関西大学中等部（大阪府） |
| 所属陸上クラブ（小学校時代） | HRJ服部緑地ジュニアクラブ |
皆渡さんは、小学校の頃から陸上を始め、その才能を開花させました。
関西大学北陽高校では、駅伝チームの一員として全国2位の実績を持ち、大学進学後もさらなる飛躍を目指していました。
小学校時代：陸上競技のスタート
皆渡星七さんは、HRJ服部緑地ジュニアクラブという陸上クラブに所属していました。
このクラブでの経験を通じて長距離ランナーとしての基礎を固めました。
中学校時代：関西大学中等部での活躍
中学校は関西大学中等部に進学。
この頃から本格的に陸上競技に取り組み、長距離ランナーとしての才能を発揮し始めました。
高校時代：関西大学北陽高校で全国2位
高校は、陸上の名門である関西大学北陽高校に進学。
在学中は駅伝チームの主力選手として活躍し、大阪府高校駅伝では全国2位に導くなど、輝かしい成績を残しました。
この時期にすでにその才能は広く認められており、多くの大学からのスカウトがあったと考えられます。
大学時代：青山学院大学での挑戦
高校卒業後、青山学院大学の陸上競技部に入部。
ここで彼はさらなる成長を遂げ、大学三大駅伝での活躍が期待される選手となりました。
主な記録
- 5000m自己ベスト：13分51秒38（2023年6月）
- 1万m自己ベスト：28分49秒30
- ハーフマラソン：1時間3分30秒
- 30kmロードレース：1時間33分35秒（熊日30kmロードレース 7位）
彼は、2024年の第100回箱根駅伝で16人の登録メンバーに選ばれ、将来のレース出場が期待されていました。
しかし、その後、体調不良を訴え11月に「悪性リンパ腫」と診断されました。
病気との闘い：「がんになっても箱根を目指したい」
2025年1月、皆渡さんは自身のSNSで病状を公表しました。
その中で彼は、病気を抱えながらも復帰を目指していることを力強く語っています。
「がんになっても箱根を目指したい」
「自分の経験を記録し、同じ病気と闘うアスリートに希望を届けたい」
これは、彼の強い意志と前向きな姿勢を示す言葉でした。
彼は最後まで諦めず、治療とリハビリに励んでいたのです。
青山学院大学の原晋監督も、皆渡さんについて次のように語っています。
「入院先からリモートでチームミーティングに参加し、仲間を励ましてくれた」
「彼の力があったからこそ、青学は箱根駅伝で優勝できた」
皆渡さんの存在は、チームにとって大きな支えとなっていました。
まとめ
皆渡星七さんは、幼少期から陸上競技に打ち込み、高校・大学とその才能を開花させながらも、突然の病により若くして旅立ちました。
しかし、彼の言葉や行動は、多くの人々に勇気を与え、今後も語り継がれることでしょう。
彼が残した「がんになっても箱根を目指したい」という言葉は、多くのアスリートや病と闘う人々にとって、大きな励みとなるはずです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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