2025年2月1日、大江原比呂騎手が現役を引退することが発表され話題になっています。
女性騎手として活躍していた大江原さんですが、一体何があったのでしょうか?
本記事でまとめました。
概要
JRAは1日、大江原比呂騎手(20=武市)が現役を引退することを発表した。
本人から騎手免許の取り消し申請があり、同日付で免許を取り消した。
JRA通算198戦4勝。
20歳女性騎手の大江原比呂が引退、本人から免許取り消し申請 昨年デビューでJRA通算4勝(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュースJRAは1日、大江原比呂騎手(20=武市)が現役を引退することを発表した。本人から騎手免許の取り消し申請があり、同日付で免許を取り消した。JRA通算198戦4勝。 昨年12月1日朝の調教時に右
大江原さんは自分の意思で騎手免許の取り消し申請を行ったそうです。
大江原さんは2020年4月にJRA競馬学校に入学しています。
そして、2024年に学校を卒業。
同年3月、騎手としてデビューを果たし、同年6月9日にJRA初勝利を挙げていました。
まだデビューしてから間もなかったにも関わらず重賞初騎乗も経験しており、今後が期待される女性騎手でした。
そのような人物なだけに、突然の引退発表でがっかりしたファンの方は多かったのではないでしょうか?
【大江原比呂:なぜ】引退理由は何?体重超過が原因?
では、なぜ大江原さんは引退を決意したのでしょうか?
報道では、特に引退理由について言及されていませんでした。
そのため、エピソードなどから推測する形で理由をまとめたいと思います。
体重のコントロールに苦労した?
大江原さんは、過去に体重超過で過怠金のペナルティを受けたり、体重調整ができず脱水症状を起こし乗り代わりされたりしていました。
昨年は体重のコントロールで苦労した。10月5日の東京では体重の調整ができず脱水症を発症、9日間の騎乗停止が科されていた。
8月31日の新潟では公表された負担重量で騎乗できなかったため、10万円の過怠金が科された。
10月14日にも新潟で負担重量について注意義務を怠り、同じく過怠金10万円の制裁が科されていた。
20歳・大江原比呂が現役引退 通算4勝、デビュー11カ月で…JRA所属の女性騎手は5人に(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース大江原比呂(20=武市)の現役引退が1日、JRAから発表された。大江原から騎手免許の取消申請があり、同日付で騎手免許を取り消した。 JRA通算成績は198戦4勝。昨年11月30日の中山7R(ゲ
騎手は自身の体重をコントロールしなければいけないわけですが、大江原さんは調整に苦労していたようですね。
大江原さんの身長は「155.2cm」であり一般的な騎手の身長「156〜165cm」を下回っています。
また、騎手全体の平均体重はおよそ50kg程度であることを考えると、大江原さんの身長であればそこまで問題ないように思えます。
しかしながら、貧血などの兼ね合いもあることから大江原さんの体質にとっては厳しい体重だったということでしょう。
汗とり中に脱水を起こしてしまったことからも、50kg前後の体重調整は辛く厳しいものであったと推察されます。
体質的な体重コントロールに苦労していた可能性がありそうですね。
右手小指負傷で休養中だった
大江原さんは今年に入ってからも休養中でした。
12月1日には、朝の調教中に右手小指を負傷し、同日に騎乗予定だった中山競馬も乗り代わりに。
ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド(12月12日・園田、同14日・中京)の参戦も見送り、今年に入ってからも休養中だった。
昨年3月デビューの女性騎手・大江原比呂が電撃引退 通算198戦4勝(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース昨年3月にデビューした女性ジョッキーの大江原比呂騎手(20)=美浦・武市=が現役を引退することが1日、明らかになった。JRAが本人から騎手免許の取消申請があり、同日付で取り消したと発表した。
ケガをしてしまうことは、騎手であることから覚悟を持っていると思います。
しかしながら、休養で騎乗から離れたことで先に挙げた体重調整の難しさや、これからの身体の成長などを考慮し引退を決断したのではないかと考えられます。
残念ではありますが、身体のことを第一優先に考えた場合、引退も一つの選択肢だったのかもしれませんね。
まとめ
大江原比呂さんの引退理由についてまとめました。
実際は理由については明かされておらず不明です。
ただ、過去のエピソードから考えると、「体重調整の困難さ」が影響していたのではないかと思われます。
今後が期待される騎手であったため大変残念です。
大江原さんの引退について記事を書く中で、彼女が歩んできた短くも濃密なキャリアに対して深い感慨を抱きました。
デビューからわずか1年足らずでの引退という決断は、彼女自身にとっても非常に大きな選択だったはずです。
特に、体重管理の難しさや度重なるペナルティ、さらには怪我の影響が重なり、騎手としてのプレッシャーが彼女にどれほどの負担を与えていたのかを考えると胸が痛みます。
彼女の努力と才能は間違いなく輝いていましたが、競馬界の厳しい現実がその才能を継続させることを難しくしてしまったのかもしれません。
しかしながら、間違いなく才能溢れる方であることから、どの分野に進んでも成功すると思います。
できれば競馬に携わる業界に進んで欲しいと思いますね。
今後の大江原さんの活躍に期待しましょう。
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