【麦野つむぎ:契約終了】活動歴における虚偽申告とは？何があった？

北海道発のアイドルグループ「ICECREAM SCREAM（アイスクリームスクリーム）」が、2025年7月28日、加入したばかりの新メンバー「麦野つむぎ」さんとの契約を突如打ち切るという衝撃的な発表を行いました。

麦野さんは加入発表からわずか5日という短期間の在籍で契約終了に至り、その理由として運営側は「活動歴における虚偽申告が確認されたため」と説明。この異例の展開に、SNSを中心に困惑や憶測の声が相次いでいます。

たった5日で契約終了…何があったのか？

一連の流れは非常にスピーディーでした。麦野つむぎさんは7月22日、グループの公式SNSを通じて加入がアナウンスされ、「メンバーカラーはミントグリーン」としてビジュアル写真も公開。同日に放送された北海道のテレビ番組にも出演し、他のメンバーとともに新体制の魅力をアピールしていました。

ところが、7月28日、公式X（旧Twitter）アカウントで突然の契約終了が発表されます。理由は「活動歴における虚偽申告」という一文のみ。詳細な内容までは明かされておらず、まさに“何が起こったのか分からない”状態です。

「活動歴における虚偽申告」という言葉は非常に曖昧で、具体的にどのような内容を指しているのか、一般のファンにとっては掴みづらい表現でもあります。

例えば、以下のようなケースが想定されます：

これは、履歴書に虚偽の職歴を書くようなもので、一般企業であれば「解雇」に相当する重大な問題です。アイドル活動においても“信頼”が大前提。どれだけパフォーマンス力が高くても、運営と信頼関係が築けない状態では、活動継続は困難と言わざるを得ません。

契約終了を報じた公式発表に対し、SNSでは賛否が分かれました。

あるユーザーは、「過去の活動歴が事務所側の想定と違っていたのでは？」と推測し、別のユーザーは「それがそんなに問題？見込みがあるなら続けさせてもいいのに」という意見を述べています。

一方で、「社会人として虚偽申告は許されない」と厳しい声も多く、アイドル業界における“履歴の信頼性”がどれほど重要視されているかを改めて感じさせられる事例となりました。

たとえるなら、飲食店で「未経験者歓迎」と書かれた求人に応募し、実際は別店舗で長く働いていたベテランが「未経験」と偽って入社するようなもの。職場の教育体制やポジション設計に大きな狂いが生じる恐れがあるわけです。

ICECREAM SCREAM側は「加入時の確認体制に不備があったことをお詫びします」とも発表しており、採用段階でのチェック不足を認めています。つまり、麦野さん側だけに非があるとは一概に言えず、運営側もまた対応を見直す必要があったことがうかがえます。

この対応から見えてくるのは、「加入→デビュー→即戦力化」という近年のアイドルシーン特有のスピード感。その裏には、人材のスクリーニング（選別）にかける時間の圧縮という課題もあるのかもしれません。

アイドルにとって「過去」は、時として“現在”や“未来”と同じくらい重要です。ステージ上での姿だけでなく、彼女たちがどんな経歴を持ってきたのか、その背景に共感するファンも少なくありません。

そのため、「過去の経歴をどう伝えるか」「どこまで公開するか」は、個人と運営が慎重に共有・確認し合う必要があります。

今回のような“活動歴に関する虚偽”は、たとえ悪意がなかったとしても、信頼を損なうリスクが大きいという教訓を私たちに与えてくれました。

麦野つむぎさんの契約終了劇は、一見すると短期間のうちに起こった小さな出来事かもしれません。しかし、その背景には「アイドルとは何か」「透明性と信頼の重み」「人を見抜く難しさ」など、さまざまな示唆が含まれています。

グループのこれからにとっても、今回の一件が無駄ではなかったと思えるような改善や再発防止策が望まれます。そして、ファンとしては、どんなときでもその努力や成長を温かく見守っていける関係でありたいものです。

✅ 筆者のひとこと感想：
正直、アイドル加入直後に契約終了というニュースは、あまりにもスピード感があり驚きました。ただ、情報開示のあり方や、履歴への意識など、今後のアイドル界にも通じる普遍的な課題が浮き彫りになった印象です。企業でも芸能界でも、「信頼」はやはりすべての基盤ですね。