れいわ新選組の衆議院議員で、元タレントとしても活動していた八幡愛氏をめぐる、ある根拠のない噂がネット上で拡散し、大きな話題となっています。
特に注目を集めているのは、「過去に万引きをして店舗を潰した」とされる内容で、一部では「八幡愛本人がテレビでそう語っていた」との声まで上がっています。しかし本人はこれを完全に否定
今回は、この誤情報がどのように生まれたのか、そして「本当にその発言をしたタレントは誰だったのか?」について、過去の報道や証言をもとに事実を整理していきます。
ネットで拡散された「万引きで店を潰した」発言の出どころ
噂のきっかけは、SNS上に投稿された「八幡愛が昔テレビ番組で『万引きで店潰した』と話していた記憶がある」という一文でした。
これに対し八幡氏はX(旧Twitter)で次のように反論しています。
「それ、別のタレントさんです。調べればすぐに出てきます。確かな記憶っておっしゃってるの、ホラーですね。」
さらに、このデマに対しては法的措置を進めていることも明らかにしました。
実際、過去に八幡氏になりすました偽アカウントが、「昔、文房具店の商品をダンボールごと万引きして店を潰した」という虚偽の内容を投稿し、画像まで拡散されていた経緯があります。
なりすまし投稿の内容と経緯
偽アカウントが投稿した画像には、以下のような内容が記載されていました。
- 「落選続きで親に心配をかけている」
- 「中学時代に文房具屋で大量万引きをした」
- 「その店が半年後に潰れた」
これらは全て事実ではなく、八幡氏本人も「悪質な名誉毀損」
実際に「店を潰すほど万引きした」と発言したタレントは誰?
八幡愛氏の主張どおり、彼女ではなく別の有名タレントが過去に同様の発言あびる優さん
あびる優さんの「集団窃盗」発言とその波紋
2005年2月15日深夜に放送された日本テレビのバラエティ番組「カミングダウト」で、当時18歳だったあびる優さんが語った内容が大きな物議を醸しました。
その発言の内容は、
「小学校3年生の頃、仲間と一緒に商品を万引きしすぎて、最終的にそのお店が潰れてしまった」
という衝撃的なものでした。
この放送直後から日本テレビには視聴者からの抗議が殺到芸能活動自粛
警察沙汰にも発展
騒動はさらに発展し、警視庁が事情聴取に動くなど、社会問題にまで発展。事実かどうかに関わらず「万引きを自慢するような発言」が公共の場でされた
その後あびる優さんは復帰し、テレビ出演なども再開していますが、今でもこの騒動の印象が強く残っている人は少なくありません。
なぜ“記憶の混同”が起こったのか?
今回の件で問題となったのは、視聴者側の「記憶の混同」です。あびる優さんがテレビで実際に語った発言が、時間の経過とともに「誰が言ったのか」という点で曖昧になり、八幡愛氏と結びつけられてしまったのです。
記憶の錯誤が起こる理由
特に芸能人や政治家など、メディアに露出している人物は、似たような過去のエピソードが混ざり合いやすく
今回はその典型例であり、記憶だけを根拠に他人を中傷したことが“名誉毀損”に該当する可能性
生成AIや偽アカウントが加速させる誤情報
八幡氏は今回の声明の中で、「生成AIや偽アカウントの拡散力」がこうしたデマの温床になっている
まとめ:「万引きで店潰した」はあびる優の話、八幡愛は無関係
改めて整理すると、
- 「万引きで店を潰した」という発言をしたのはあびる優さん
- 八幡愛さんには万引きに関する事実も証言も一切存在しない
- 誤情報の出どころは偽アカウントと誤った記憶の拡散
- 八幡氏は法的措置を検討中
今後もこのような誤解が生まれないよう、情報を受け取る私たちも、発信する前に事実確認を徹底する姿勢が求められています。
※この記事は、公的な報道とSNS上での公式発信をもとに構成されており、八幡愛氏・あびる優氏双方への誤解を避ける目的で執筆されています。
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