リング上で繰り広げられる激しい戦いと、飾らない人柄で多くのファンを魅了する新日本プロレス所属のレスラー、**後藤洋央紀(ごとう・ひろおき)**選手。
その強靭な肉体と独特の世界観を持つキャラクター性から、通称「混沌の荒武者」と呼ばれることも。長年にわたりリングに立ち続ける彼は、実力派でありながらもどこか憎めない“天然”エピソードを多数持つ、異色のレスラーとしても知られています。
この記事では、そんな後藤選手のレスラーとしての歩みから、家族構成や私生活の一端、さらには映画出演までを深掘りしてご紹介します。
■ 後藤洋央紀のプロフィール|年齢や身長・出身地など
まずは基本的なプロフィールから確認しておきましょう。
- 名前:後藤 洋央紀(ごとう・ひろおき)
- 生年月日:1979年6月25日(46歳 ※2025年現在)
- 出身地:三重県桑名市
- 身長/体重:182cm/103kg
- 所属団体:新日本プロレス
- 得意技:GTR、牛殺し、昇天・改 など
- テーマ曲:『覇道』
後藤選手の入場テーマである「覇道」は、その重厚な曲調と女性ボーカルの高揚感ある旋律が特徴で、観客のテンションを一気に引き上げます。
■ 波乱と栄光のレスラー人生
後藤選手のキャリアは、順風満帆とは程遠いものでした。彼は高校時代、柴田勝頼選手らと共にレスリング部を立ち上げた後、大学卒業後に新日本プロレスに入門。しかし、肩の怪我により一度退団するという苦難を経験します。
それでも夢を諦めずに復帰を果たし、その後は若手選手の登竜門であるヤングライオン杯を制し、史上最短でのG1 CLIMAX出場・優勝という快挙を達成。まさに不屈の精神を持ったレスラーと言えるでしょう。
ただし、IWGPヘビー級王座への挑戦では8度にわたって敗北。これは不名誉な記録でもあり、プロレスファンの間でもたびたび話題となりました。
■ 家族構成|結婚した妻と3人の子どもたち
リング上で荒々しく戦う姿とは裏腹に、プライベートでは3児の父として温かい家庭を築いている後藤選手。家族構成は以下の通りです。
- 妻:一般女性(名前非公表)
- 子ども:長男・長女・次女の3人
▼ 妻との馴れ初めは“逆ナン”?
奥さまとの出会いについては、かなりユニークなエピソードがあります。なんと出会いのきっかけは**奥さまの“ひとめ惚れ”**だったのだとか。
イベントで後藤選手を見かけて一気に惹かれ、すぐに連絡先を聞き出して猛アプローチ。その結果、わずか交際4か月でのスピード結婚へと至ったそうです。
この話だけでも、後藤選手の人柄の魅力がうかがえますよね。
■ 長女・長男・次女の存在が彼の原動力
育児と仕事を両立しながら、子どもたちとの時間を大切にしている後藤選手。長女はすでに11歳になり、ファッションに目覚めるなど思春期の一歩手前といった年頃。一緒に写真を撮ることを嫌がることもあるようで、父として少し寂しさを感じている様子も伝わってきます。
一方、次女はダンスユニット「ツキエデン」を結成し、ステージに立つ活動も始めたとのこと。後藤選手自身がInstagramでその活動を報告するなど、家族の活動を全面的に応援している様子が微笑ましいです。
試合会場に応援に訪れることも多く、子どもたちが試合結果に一喜一憂する姿が、後藤選手にとって大きなモチベーションになっているのでしょう。
■ 父親との絆|亡き父の想いを胸に戦ったリング
2024年2月、後藤選手の父親が急逝しました。実家では電気工事士として働いていた父親は、プロレスという厳しい世界に身を投じた息子の身を案じて、「早く帰ってこい」と言い続けていたそうです。
表向きには厳しい言葉をかけていた父親でしたが、亡くなった後、自分にだけ高額な保険金が掛けられていたことを知った後藤選手は、父の深い愛情を実感し、涙を流したといいます。
そしてその年、長年越えられなかった壁を破り、9度目の挑戦で悲願のIWGP世界ヘビー級王座を獲得!
リング上で「親父、取ったぞ!」と天に向かって叫んだ後藤選手の姿は、ファンの心に強く刻まれました。
■ ハリウッドデビューも果たす!
プロレス界の実力者として活躍してきた後藤選手ですが、ついにその活躍の舞台は世界へと広がります。
なんと、実写版「ストリートファイター」映画にて、日本代表キャラクター“エドモンド本田”役としてハリウッドデビューが決定!
相撲をベースとしたファイターである本田は、まさに後藤選手の風格にぴったりのキャラクター。世界中のスクリーンで彼の「どすこい!」が見られる日が来るかもしれません。
■ “愛され天然”伝説も豊富
後藤選手の魅力は強さや家族愛だけではありません。リング外では数々の“天然エピソード”が知られており、ファンの間では“いじられキャラ”としても愛されています。
たとえば、
- 試合前の「髪切りマッチ」でうっかり散髪してしまう
- 試合中に相手レスラーの本名を間違って口走る
- 娘を抱っこしたまま「娘がいない!」と騒ぐ
- 解説席で「ユニット仲間とはそんなに喋ってない」と暴露
など、枚挙にいとまがないエピソードの数々。
こうした人間味のある一面が、多くのファンから長く支持されている理由の一つでしょう。
■ まとめ|後藤洋央紀というレスラーの“深さ”
長年プロレス界で活動を続けている後藤洋央紀選手は、ただのレスラーではありません。
- 不屈の精神を持つアスリートとしての顔
- 家族を深く愛する優しい父としての一面
- 時に天然で笑いを誘う親しみやすさ
- ハリウッドにも進出する国際的な存在感
このように、彼には多面的な魅力が詰まっています。
これからもリングの上で、そしてスクリーンの中で、“覇道”を突き進む後藤選手から目が離せません。
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