2025年10月3日、3人組ロックバンド The Songbards(ザ・ソングバーズ) が公式サイトを更新し、同日をもって活動を終了することを発表しました。
本来なら年末年始に予定されていたライブも含め、すべてのスケジュールを中止。ファンにとっては寝耳に水の衝撃的なニュースとなりました。
■ 解散理由 ― 信頼関係の崩壊
公式声明では次のように説明されています。
- メンバー間の信頼関係が大きく揺らぐ出来事が続いた
- これ以上「バンドとして一丸となることが難しい」と判断
- 限界を感じ、解散という結論に至った
つまり、表面的な不仲というよりも「信頼の基盤が壊れてしまった」ことが最大の理由でした。音楽活動を続ける上での根幹が失われたことが、解散につながったのです。
■ 上野皓平(Vo&Gt)の謝罪と責任表明
ボーカル・ギターの 上野皓平さん は個人コメントで、自らの未熟さや行動が原因でメンバーの信頼を裏切る形になったと告白しました。
- 解散とライブ中止の責任は自分にある
- 8年間共に活動してきた仲間を失望させてしまった
- 支えてくれたファン、関係者に迷惑をかけたことを深く後悔
と率直に謝罪。そのうえで「今後は過ちを反省し、新たな人生を考えていきたい」と語っています。
■ 松原有志(Gt&Vo)の複雑な心境
ギター・ボーカルの 松原有志さん は「今もバンドへの愛情と誇りは消えない」としつつも、解散という結末を受け入れざるを得ない苦しさを吐露しました。
- 今まで約束していた挑戦が途切れてしまった無念さ
- それでもThe Songbardsの音楽がファンの心に残り続けてほしい
- 感謝の気持ちと同時に申し訳なさが胸を占めている
と語り、バンドの楽曲が今後も「灯火」として生き続けることを願っていました。
■ 岩田栄秀(Dr&Cho)の言葉
ドラムの 岩田栄秀さん は、8年以上の歩みを振り返り「最高な瞬間も最悪な出来事もあった」と率直にコメント。解散は残念だが、得た経験は何物にも代えがたいと感謝を述べました。
ライブ中止については、できる限り話し合いを重ねたものの、信頼を取り戻せず、同じステージに立つのは困難と判断。待ち望んでいたファンに謝罪を伝えています。
■ The Songbardsの軌跡
- 2017年:神戸で結成
- 2019年:メジャーデビュー
- 2023年5月:ベース・ボーカルの柴田淳史が脱退
- 2023年6月:事務所・レーベルから独立し、自主レーベル「Nowhere Works」を設立
- 2025年1月:解散を発表
わずか数年でメジャーシーンに躍り出た彼らは、文学的な歌詞と美しいメロディでファンを魅了しました。しかし、メンバー脱退や独立など転機を迎えるたびに揺れ動き、最終的に「信頼関係の揺らぎ」という壁を乗り越えられなかったのです。
■ 解散に至った「信頼関係の揺らぎ」とは?
具体的に何があったのか詳細は明かされていませんが、推測できる要素は以下の通りです。
- メンバー脱退の影響
ベース柴田さんの離脱は、残った3人にとって大きな負担だった可能性があります。 - 独立後のプレッシャー
自主レーベル設立は自由度が高い反面、運営や責任も重く、摩擦が生まれやすい環境でした。 - 個人間の行動や姿勢の違い
上野さん自身が「自分の未熟さが原因」と述べていることから、信頼を失わせる言動があったことは事実でしょう。
音楽性の違い以上に、人間関係の問題が決定的だったと考えられます。
■ ファンへの影響と今後
突然の解散はファンにとって大きな喪失感を与えました。予定されていたライブを楽しみにしていた人々からは「せめて最後にステージを見たかった」という声も多く聞かれます。
一方で、メンバーそれぞれが「形を変えて新しい道を歩む」と表明しており、ソロや新バンドなど次の活動に期待する声も少なくありません。The Songbardsの音楽が残した影響は、今後もリスナーの心に息づいていくでしょう。
■ まとめ
- The Songbardsは2025年1月3日をもって解散
- 理由は「信頼関係が大きく揺らぐ出来事」が続いたため
- 上野皓平は自身の責任を認め、謝罪
- 松原有志と岩田栄秀も、それぞれ複雑な心境を吐露
- バンドの歩みは短かったが、強烈な印象を残した
The Songbardsの突然の終幕は残念ですが、メンバーの次なる活動に目を向けることで、その音楽の魂はこれからも生き続けるはずです。
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