【VIVANT2】野崎の裏切り理由なぜ?目的や電話の意味は?
『VIVANT』第2シーズン第3話の終盤で、視聴者に大きな衝撃を与えたのが、野崎守の「裏切り」を示唆する展開です。
第1シーズンから乃木憂助と行動を共にし、公安の立場から何度も危機を救ってきた野崎。乃木にとっては所属組織を超えて信頼できる相棒のような存在だっただけに、「最大の裏切り者」として名前が浮かんだ場面に驚いた人も多いでしょう。
一方で、第3話を見た視聴者からは「電話をかけただけで、なぜ裏切りになるのか分からない」という疑問も出ています。
野崎がクーダン国立飛行訓練所へ電話していたことと、新庄の国外逃亡はどのようにつながるのでしょうか。
今回は、野崎が裏切り者と疑われた理由、電話が持つ意味、考えられる目的について、作中の情報を整理しながら解説します。
野崎が「最大の裏切り者」として浮上
第2シーズン第3話では、別班の機密情報を外部へ流した人物を特定するため、新庄浩太郎の行方が追われました。
新庄は第1シーズンでテント側の協力者、いわゆる「モニター」だったことが判明した人物です。
今回も所在が分からず、国外逃亡を図っているとみられたため、乃木たちは新庄が再び別班を裏切った可能性を疑います。
AIハヤトによる分析でも新庄の関与が非常に高いと示され、別班はタイにいた新庄を確保しました。
ところが、尋問の結果、新庄は今回の情報漏洩には関与していなかったことが判明します。
つまり、別班が追い続けていた新庄は真犯人ではなく、誰かによって疑いを向けられた可能性が高くなったのです。
そこで浮上したのが野崎でした。
第3話終了時点で、野崎が最終的な裏切り者として確定したわけではありません。しかし、飛行訓練所への電話や出国記録をめぐる不自然な動きから、最重要人物として疑われる展開になっています。TBS公式サイトでも、第2シーズンは「敵か味方か、味方か敵か」というテーマを掲げ、前作の直後から別班を巻き込む物語が描かれると紹介されています。
野崎がかけた電話の意味は?
問題となったのは、野崎が和久井のスマートフォンを使い、クーダン国立飛行訓練所へ電話をかけていたことです。
単に電話をしたというだけでは、裏切りの証拠には見えません。
しかし、電話の相手とタイミングを整理すると、野崎に疑いが向けられた理由が見えてきます。
新庄の逃亡には、茨城空港のシステムへの不正アクセスと、プライベートジェットが関係していました。
この逃亡計画を成立させるためには、新庄自身が航空機を操縦できる資格を持っていると知っている必要があります。
操縦資格がない人物にプライベートジェットを用意しても、自力で逃亡する計画は成立しません。
そして、新庄が航空機の操縦資格を取得しているか確認するには、免許取得に関係する飛行訓練所へ問い合わせる方法が考えられます。
野崎が電話していたクーダン国立飛行訓練所は、まさに新庄の資格を確認するうえで重要な場所だったのです。
つまり、あの電話は単なる連絡ではなく、新庄を航空機で逃がす計画に必要な情報を集める行動だった可能性があるということです。
参考記事でも、「電話をした事実」だけではなく、逃亡計画に必要な資格情報を野崎が事前に調べていた点が疑惑の中心だと整理されています。
野崎が「知らないふり」をしたことが決定的
野崎への疑いをさらに強くしたのが、乃木から新庄の操縦免許について聞かされた場面です。
乃木はキプロスでアリを尋問し、新庄がプライベートジェットを操縦できる資格を持っているという情報を入手しました。
その内容を野崎に伝えた際、野崎は初めて知ったかのような反応を見せています。
しかし実際には、野崎はすでに飛行訓練所へ電話をかけていました。
訓練所へ問い合わせていたのであれば、新庄の操縦資格について何らかの情報を得ていた可能性があります。
にもかかわらず、野崎は乃木にその事実を共有せず、知らなかったように振る舞いました。
公安と別班は異なる組織ですが、少なくともこの時点では新庄の確保という共通目的で動いています。
野崎が味方なら、逃亡手段を予測するために重要な操縦資格の情報を隠す理由はありません。
そのため、「資格を知っていたこと」以上に「知っていた可能性があるのに隠したこと」が裏切りを疑わせる決定打になったのです。
新庄を犯人に仕立てることが目的だった?
野崎の行動が本当に裏切りだったと仮定した場合、考えられる目的の一つが、新庄へ疑いを集中させることです。
新庄には、第1シーズンでテントのモニターだったという前歴があります。
さらに所在不明となり、海外に滞在していたため、裏切り者として疑われる条件がそろっていました。
そこへプライベートジェットによる逃亡やAIハヤトの高い関与判定が加われば、別班が新庄を最優先で追うのは自然です。
もし野崎が真の情報提供者だった場合、新庄を囮にすることで、自分から別班の目をそらすことができます。
別班がタイで新庄を追跡している間に、野崎は別の場所で本来の任務を進められるからです。
実際、第3話の終盤では、野崎がイスラエルのエルサレムにいることが示されました。新庄が首謀者ではなかったことに加え、野崎の出国記録をめぐる不可解な状況も描かれ、SNS上では野崎の裏切りを疑う声が相次ぎました。
「バンコクへ行く」と言ったのに渡航記録がない
野崎をめぐるもう一つの違和感が、渡航記録です。
野崎は、新庄を引き取るためにバンコクへ向かうと話していました。
ところが、AIハヤトが渡航記録を調べても、野崎の名前に該当する記録が見つかりませんでした。
正規のパスポートと通常の航空便を利用したのであれば、公安の捜査官であっても何らかの出入国記録が残るはずです。
記録がないとすれば、偽名や別の身分を使用した、特殊な移動経路を使った、あるいは最初からバンコクへ行っていなかった可能性が出てきます。
実際の野崎はエルサレムにいました。
このため、「新庄を引き取りに行く」という説明は、自分の本当の目的地を隠すための偽装だったとも考えられます。
電話で情報を収集し、乃木には重要な事実を伏せ、さらに行き先まで偽っていたとすれば、野崎への疑いが強まるのは当然でしょう。
野崎の裏切り目的は国家への反逆なのか
ただし、野崎が乃木を欺いていたとしても、それが直ちに日本や別班への敵対を意味するとは限りません。
野崎は第1シーズンでテントを追い、乃木たちの作戦にも深く関わりました。
もし当時から敵だったなら、テント壊滅につながる行動を取った理由が説明しにくくなります。
そのため、野崎の目的としては複数の可能性が考えられます。
一つ目は、第2シーズンの途中で何らかの事情から離反した可能性です。
乃木がノゴーン・ベキを撃ったことや、乃木家の悲劇に関わった上原史郎が十分な責任を問われていないことなどに、野崎が疑問を抱いた可能性もあります。
二つ目は、別班にも公安にも知らせていない極秘任務を進めている可能性です。
野崎が敵組織へ潜入するため、味方にも真相を伏せて行動しているなら、表面上は裏切りに見えても、最終目的は日本を守ることかもしれません。
三つ目は、野崎自身が別班、または別班に近い別系統の工作員である可能性です。
第2シーズンでは別班の指揮系統が独立していることが強調されています。
同じ国家のために動いていても、別の系統に所属する者同士が互いの任務を知らないという展開は十分考えられます。
野崎は元別班という可能性も?
第1シーズンから、野崎と別班には通常の公安捜査官以上のつながりを感じさせる場面がありました。
野崎は別班の存在や動きに理解を示し、乃木の特殊な能力にも比較的早く順応しています。
また、上原史郎に対して「別班はどこにいるか分からない」という趣旨の警告をしたことも印象的でした。
単に別班の怖さを知る公安捜査官としての発言とも取れますが、野崎自身が別班の内部事情を知っていることを示す伏線だった可能性もあります。
さらに、野崎が以前語っていた「乃木に似た亡くした部下」の存在も未回収です。
その部下が国家任務の中で命を落とし、組織から切り捨てられた過去があるなら、野崎が現在の国家や別班の在り方に疑問を持つ理由にもなります。
この場合、野崎の行動は単純な金銭目的や敵国への協力ではなく、過去の真相を追うための独自行動かもしれません。
ジャミーンが野崎に懐かなかった理由
第1シーズンで、ジャミーンが野崎にだけ距離を置いていたことも、現在になって再注目されています。
ジャミーンは人の善悪を直感的に見抜くような描写がありました。
乃木や柚木には心を開いた一方、野崎にはなかなか懐きませんでした。
当時は野崎の強面や接し方が原因とも考えられましたが、第2シーズンで裏切り疑惑が浮上したことで、以前から野崎の中にある別の顔を感じ取っていたのではないかという見方もできます。
ただし、ジャミーンの反応だけで野崎を悪人と断定することはできません。
むしろ野崎が危険な任務や秘密を抱えていることを、子ども特有の感覚で察していたという解釈も可能です。
AIハヤトによる偽装の可能性
野崎が裏切り者だという証拠には、AIハヤトが解析した記録も大きく関わっています。
しかし、第3話ではAIハヤトが新庄の関与を高確率で示したにもかかわらず、実際には新庄がシロだったことが判明しました。
これはAIが単純に誤ったのか、与えられた情報が操作されていたのか、あるいはAIそのものが何者かに支配されているのか分かりません。
もしAIハヤトのデータが信用できないなら、野崎の電話記録や渡航記録についても改ざんされている可能性が残ります。
野崎を裏切り者に見せるため、真犯人が偽の通信履歴を作ったとも考えられるでしょう。
『VIVANT』は、視聴者に犯人を確信させた直後に前提をひっくり返す展開を得意とする作品です。
第3話のラストが衝撃的だったからこそ、次回以降に野崎の行動の本当の意味が明かされる可能性は高そうです。
野崎は本当に裏切り者なのか
現時点で野崎が疑われている理由を整理すると、次のようになります。
野崎は新庄の操縦資格を確認できる飛行訓練所へ事前に電話していました。
ところが乃木からその情報を聞かされた際には、初めて知ったような態度を見せました。
さらにバンコクへ向かうと説明しながら、正式な渡航記録が確認できず、実際にはエルサレムにいました。
そして野崎の動きによって、別班の疑いが新庄へ集中したようにも見えます。
これらをつなげれば、野崎が新庄の逃亡を準備し、真犯人から目をそらすために情報を隠したという構図が成立します。
しかし、電話をかけた目的やエルサレムへ向かった理由は、まだ本人の口から説明されていません。
野崎が敵なのか、二重スパイなのか、乃木にも明かせない任務を進めているのかは未確定です。
まとめ
『VIVANT2』で野崎が裏切り者と疑われた最大の理由は、クーダン国立飛行訓練所への電話です。
新庄をプライベートジェットで逃がすには、新庄が航空機を操縦できると事前に知っている必要があります。
野崎はその資格を確認できる訓練所へ電話をかけていたにもかかわらず、乃木には知らないふりをしました。
さらに、バンコクへ向かうという説明と実際の行動が一致せず、エルサレムにいたことも疑惑を深めています。
ただし、野崎の目的が国家への裏切りだったとはまだ断定できません。
敵への潜入、公安とは異なる極秘任務、元別班としての独自行動など、味方である可能性を残す解釈もできます。
また、新庄を誤って高確率の容疑者と判定したAIハヤトの情報自体にも疑問が残ります。
電話は野崎の裏切りを示す重要な手がかりですが、真相を確定させる最後の証拠とは限りません。
「敵か味方か」という作品のテーマを考えれば、現在の裏切り者という立場そのものが、次回以降に大きく覆される可能性もありそうです。

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