女流棋士・竹部さゆりさんは、その奔放なキャラクターとユーモアで人気を集めてきた一方、過去には数々の“問題発言”や“やらかし”で話題を呼んできました。
2025年のJT杯での失言により再び注目されていますが、実はこれまでも将棋界を揺るがす言動を繰り返してきた経歴があります。
今回は、竹部さんの過去の失言を時系列でまとめ、「あばずれ」発言の意味や背景についても詳しく解説します。
◆JT杯での失言:プライベート暴露事件
もっとも最近の騒動は2025年のJTプロ公式戦。竹部さんは聞き手として登場しましたが、その場で対局者の離婚歴といった私生活の情報を口にしたのです。
解説者が「やめましょう」と制止するも話を続けてしまい、観客や視聴者から批判が殺到。プロ棋戦という公の場でプライベートを暴露したことが大問題となり、竹部さんは最終的に1年間の公務自粛を発表しました。
この件は氷山の一角にすぎず、竹部さんには以前から「爆弾発言」の前科がありました。
◆ニコ生での「アバズレ」発言
2010年代、ニコニコ生放送で他の女流棋士を指して**「アバズレ」**という言葉を使ったことがありました。
「あばずれ」とは、一般的に「品行が悪く、だらしない女性」を指す蔑称です。現代では非常に攻撃的かつ差別的に受け取られるため、公の場での使用は不適切とされます。
竹部さんがどのような意図で発言したかは不明ですが、同業者に対してこの言葉を投げかけたことは強い批判を呼び、「プロとして自覚に欠ける」との声が相次ぎました。
◆子供将棋教室での「おら指せよ」発言
竹部さんは指導対局なども行ってきましたが、その中で子供たちへの過激な言葉遣いが問題視されたことがあります。
ある教室で、練習対局をしていた子供に対して全駒を行い、さらに「おら指せよ」と挑発的に発言。冗談のつもりだった可能性はあるものの、相手が子供であったことから「教育的に不適切」と批判を浴びました。
将棋を学ぶ子供にとって、棋士は憧れの存在。厳しさと指導は紙一重ですが、この場合は“威圧的”と捉えられてしまったのです。
◆SNSでの炎上
竹部さんはSNS上でもしばしば攻撃的な反応を示し、批判や意見に対して逆ギレとも取れるコメントを返したことがあります。
今回の自粛発表後も「本当に反省しているのか?」と疑問視される態度を見せ、ファンや将棋界関係者の間で波紋を広げました。こうした点も、彼女が“炎上キャラ”と呼ばれる理由のひとつです。
◆ファンや将棋界の反応
竹部さんの発言を巡っては、常に賛否が分かれてきました。
- 批判派
- 「棋士として品位に欠ける」
- 「子供の教育現場に出てほしくない」
- 「将棋界のイメージを下げている」
- 擁護派
- 「彼女の個性が魅力」
- 「ユーモアとして受け止めればいい」
- 「他に真似できない存在感がある」
つまり、竹部さゆりという人物は「破天荒なキャラクター」と「プロ意識欠如」という両面で語られてきたのです。
◆将棋界への影響と課題
こうした度重なる騒動は、将棋界全体にとっても大きな課題を投げかけています。
- コンプライアンス教育の必要性
棋士もメディアに露出する機会が増える中、言葉の選び方や態度への教育が不可欠です。 - 女流棋士の立場強化
女流棋士は将棋界を盛り上げる存在ですが、一部の発言が“女性棋士全体の印象”に直結してしまうリスクもあります。 - 処分や対応の明確化
問題行動があった際に、連盟がどのように処分や指導を行うのかが問われています。
◆「あばずれ」発言から見えること
「あばずれ」という言葉は、時代錯誤で女性蔑視的なニュアンスを含んでいます。棋士という公的立場にある人間が不用意に口にすれば、社会的批判を招くのは当然です。
竹部さんのケースは「言葉の重み」を考えさせられる象徴的な出来事といえます。将棋界に限らず、発言の自由と責任をどうバランスさせるかは、現代社会全体の課題でもあるでしょう。
◆まとめ
- 竹部さゆりさんは過去に複数回、発言や態度で炎上している。
- 代表例は「JT杯でのプライベート暴露」「ニコ生でのアバズレ発言」「子供将棋教室での『おら指せよ』発言」。
- SNS上でも過激な反応を見せ、批判を浴びることがあった。
- ファンの間では賛否が分かれ、彼女を“個性的”とみる声と“プロ失格”とみる声が共存している。
- 今回の騒動を機に、将棋界全体に発言コンプライアンスの強化が求められている。
コメント