2024年5月、女性アイドルグループ「道玄坂69」に所属するメンバーが性被害を受けたという衝撃的な告発が、所属事務所「RINethics株式会社」より発表されました。
声明によると、加害者とされる人物は“動画配信を行うナンパ師”であり、被害の内容は極めて悪質で看過できないものです。
事務所が明かした性被害の実態
事務所の公式発表によると、加害者は被害女性の同意を得ずに、意識を失わせるような薬物様のものを使用し、性行為を行った上でその様子を配信したとされています。
しかもこれは一時の衝動ではなく、「リアルタイム配信」という形で公然と行われたとのこと。
現代の倫理観を著しく逸脱する行為に、SNS上でも怒りの声が噴出しています。
さらに、関係者からは動画やスクリーンショット、視聴者からの証言などが証拠として集められており、刑事・民事の両面で法的手続きが進められる見通しです。
「道玄坂69」とは何者なのか?
道玄坂69は2019年に活動を開始した異色のアイドルグループで、ロンドンブーツ1号2号の田村淳氏が関わる番組と男性向け情報サイト「カクブツ」の共同企画から誕生しました。
メンバーは現役の風俗嬢たちで構成され、“明日抱けるアイドル”という刺激的なコンセプトを掲げてきました。
とはいえ、たとえ彼女たちの職業が性産業に関わるものであっても、同意のない性行為や暴力的行為は当然ながら許容されるものではありません。
「相手が誰であれ、性暴力は絶対に許されない」――これは現代社会の共通認識です。
加害者とされる「有名ナンパ師」とは誰なのか?
ネット上で“加害者候補”として取り沙汰されているのは、チャンネル登録者数10万人以上を誇るナンパ系YouTuber。
普段から街頭でのナンパの様子を撮影・配信しており、有料でナンパ講習なども展開していた人物です。
また、過去には某ドキュメンタリー番組に密着されたこともあるなど、一定の知名度を持つ存在でした。
彼の配信内容には以前から問題視される点が多く、「泥酔状態の女性を自宅に連れ込む」ような強引な手口や、逃げようとする女性に対し「本当に何もしないから」としつこく引き留める場面があったことで、SNS上では批判が絶えませんでした。
特に今回注目されている動画では、明らかに酩酊した様子の女性に対して、ナンパ師が「睡眠導入剤を飲んで寝よう」と提案する場面があり、視聴者からは「恐怖を感じた」という声が相次ぎました。
女性自身も配信中に「この人、睡眠導入剤を飲ませようとしてる」と不安を口にしていたと言われています。
現在も配信活動を継続中
驚くべきことに、こうした問題が明るみに出た後も、加害者とされるナンパ師は動画配信をやめることなく続けているとのことです。
まるで何事もなかったかのように活動を継続するその態度には、視聴者からも疑念と怒りの声が上がっています。
ここで例えるなら、燃え盛る建物の前で「火なんてついてませんよ」と言い張るようなもの。
誰の目にも明らかであるのに、本人だけが現実を直視していない――そんな印象を抱かざるを得ません。
特定は進んでいるのか?
現在のところ、事務所側は加害者の氏名を公表していませんが、ネット上ではナンパ系YouTuberの中でも特定の人物に注目が集まっています。
動画の特徴や過去の配信内容などから、「この人物ではないか」という推測が飛び交っており、名前こそ出されていないものの、SNSではかなり絞り込まれてきている印象です。
ただし、名誉毀損や誤情報の拡散のリスクもあるため、現段階では断定的な発言を避けるべきでしょう。
事実確認が進み、しかるべき司法手続きが行われる中で、いずれ明確になるはずです。
まとめ:沈黙が許されない時代に
今回の一件は、配信者と視聴者、そしてSNS時代の倫理感を問う大きな問題でもあります。
たとえ映像の中の行為であっても、現実世界での犯罪であることに変わりはありません。
無関心という態度こそが、こうした加害行為を助長する背景にもなり得るのです。
正義とは何か、加害者とは誰か、そして被害者の声がどのように届くべきか。これらの問いを、私たちひとりひとりが受け止める必要があります。
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